文京学院大学について

地域貢献

地域連携

【地域連携】

・大井町町民カレッジ・文京区後援特別文化講演

本学の研究教育の成果を地域に還元し、併せて地元市民のリカレント教育を目的として、埼玉県ふじみ野市と共同で町民カレッジを実施している。ふじみ野市大井町の町民を初め、ふじみ野市全域、富士見市、三芳町など近隣からも受講生がある。
毎年1シリーズ(4回)を行い、各回100名程度の市民が参加している(平成12年から)。本郷キャンパスでは、地元の文京区と連携して特別文化後援を実施している。
これまで聖路加病院理事長日野原重明先生、諏訪中央病院元委員長鎌田實先生などを招いて講演をお願いした。いずれも地域市民で満席となった。

・社会貢献実習(学校インターンシップ)

東京都文京区、埼玉県ふじみ野市とそれぞれ協定し、管内の公立小学校・中学校に本学学生を派遣し、教室の補助、生徒の相談役、クラブ活動の援助などのボランティア活動を行っている。
各学校とも教員の高年齢化が進み平均年齢は45〜50歳前後となっている。
その中で若い活力が、児童・生徒たちのへ援助のひとつとなっている(平成15年から)。

・エコカレッジ

東京都文京区との連携講座。本学が主催し文京区が後援する。エコロジーをテーマとし、省エネ、省資源、アメニティー、いやしなどを取り上げて講義を行う。本学学生および区民が参加できる。

【開かれた大学づくり/地域貢献】

・公開講座ウィークエンドフォーラム

平成3年から始め、本年で15年になる公開講座で、毎年春と秋の週末に連続3回開催。すっかり定着し、登録会員は1500名以上。毎回300名程度が参加している。タイムリーなテーマを設定した講演と少人数で行うゼミナール方式の2コースがある(平成3年から)。
平成15年からは、さらに多くの市民に大学の講義を開いていくために、彩の国コンソーシアム(埼玉西部地区18大学)公開講座を共同で実施している。
淑徳大学との2大学連携公開講座も実施して、両大学の最も得意とする分野を地域に還元していくことを目指している。

・生涯学習センター

文京学院大学生涯学習センターを設置。近隣住民、市民、首都圏ビジネスマン等の再教育・リカレント教育を行っている。本学のもつ教育ノウハウを広く社会に還元していく。春講座、秋講座を開講し、年間延べ4500人程度の受講者がある。

・生涯カレッジ

社会人向けに年間カリキュラムを組んで1年間学ぶシステム。教養講座、専門科目、英語科目を適度に織り込んで、夜間週2〜3日学習し、年間で15〜16単位程度を取得する。40代〜70代の社会人が登録している。

地域との様々な交流活動(本郷キャンパス)

文京学院大学は、本郷キャンパスがある文京区向丘地区の地元商店街組織「三面大黒天商栄会」や地元町会「向丘追分町会」との間で、学生の取組みを介して、様々な交流活動を行っています。本学の産学連携、地域連携の取り組みは、文京区から高く評価されています。

1.文京学院の創立者島田依史子先生と「三面大黒天商栄会」の三面大黒天との関わりについて

文京学院は2014年、学院創立90周年を迎えました。現在は、3つのキャンパスに、設置基準を満たす広大な校地が確保されていますが、個人宅から学園をスタートさせた島田依史子先生は、当時、校舎を建てる校地を確保するために、筆舌に尽くしがたい苦労をされました。
その中の一つが、現在本郷キャンパスセンタービルの建つ校地です。ここには、以前大雄山最乗寺本山の東京別院があり、三面大黒天が祭られていました。
約35年前に、40年以上の歳月をかけて、本学の校地になりましたが、地元商店街は、商売の神様でもある三面大黒天の名前をとって、商店会名を「三面大黒天商栄会」としており、三面大黒天が地元からなくなることを惜しむ声があったと伺っています。
現在は、時代も変わり、地元でも三面大黒天商栄会の名前の由来を知らない人もおられるため、2010年には、三面大黒天商栄会と本学が協力して、三面大黒天木彫り写し仏を、大雄山最乗寺からお借りして、大学構内で展示公開し、地元のお祭りの際にも公開しました。
まさに、地元と大学との連携によって実現した歴史的な取り組みとなりました。

2.新入学生を歓迎する地域の人達の取り組み

大学周辺の商店街では、4月になると、文京学院大学・短期大学の新入学生を歓迎するポスターがいたるところに掲示されます。
さらに、新入学生に対して、商店街で買い物をする際に、割引となるクーポン券が配布されます。
新入学生は、いろいろと探索しながら、見つけたお店でクーポン券を使って食べ物を買ったり、食事をしたりと楽しんでいます。
やっぱり、地域の人から歓迎されているのって、うれしいですね。

3.農業インターンシップ

三面大黒天商栄会と群馬県富士見町との交流事業である農業体験に、たくさんの学生が農業インターンシップとして参加しています。
正規の授業科目として、合格すれば2単位が付与されます。
5月の朝市に始まり、6月の田植え、7月の草取り、10月の稲刈り、11月の富士見町での産業祭、文京区での収穫祭と約6ケ月間にわたり、商栄会の仕事を学ぶインターンシップとして、学生は多くのことを学びます。

4.地元の敬老会との交流

大学構内に地元の敬老会の人達を招き、学生クラブ団体によるマンドリン演奏やゴスペル合唱を披露するなどして、学生とのふれあい活動を実施しています。

5.その他

大学の公開講演会や記念事業に、地元の人達を招待しています。直近ではノーベル物理学賞を受賞された小柴先生の講演会にご招待しました。その他数多くの文化講演会にご招待しています。
また、学園祭で、町会の人達のテントブースを提供したり、根津神社の祭で神輿担ぎ手として多くの学生が参加したり、町会の取組みの際に学内施設を提供したり、東海道五十三次ウォークで、学生と地元の人達がいっしょに歩いたり、その他様々な活動で、地域と大学は活発に交流しています。


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