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開学30周年記念式典を取材しました!(本郷キャンパス)

大学2021.11.12

 皆さんこんにちは!文京学院大学、本郷キャンパス広報学生委員の打木と市來です。

 10月20日(土)に本学の開学30周年記念式典が開催されました。

 当日の様子を取材してまいりましたので、写真と共に様子をお伝えします!

 今回の式典は本郷キャンパスの仁愛ホールで開催されました。式典では新型コロナウイルス感染予防の観点から席を間引き、さらに登壇される表彰者の間にはアクリル板を設置していました。

 会場には来賓の方々や、本学をご退職なさった教職員の方が多く集まっており、久しぶりの再会を喜び合っていました。

 学長の挨拶と共に、式典が始まりました。今回の記念式典のスローガンがLearning from our past, creating the futureでした。挨拶の中で本学の歴史に触れる内容があったのですが、過去を振り返り自分が正しいと思う事を行うのが大切だというお話は感慨深かったです。

(写真:学長挨拶)

 次の教職員表彰式では本学に就任し、本学の発展に大きく貢献した人物が表彰されました。本学が30周年という節目を迎えることができたのも過去に学園の発展に力を尽くされた方々のおかげです。

(写真:教職員表彰授与式)

<大学通史発行について>

 次に、大学通史発行についてです。これは、来年の3月に発行され、4月に皆様の手元に届く予定となっています。スライドショーでは通史発行に関与されている先生方の名前が多数紹介されており、中にはメッセージを送っている先生方もいらっしゃいました。学生が知らないところでの先生方の頑張りが、素晴らしい通史の作成に繋がっているのだと実感しました。

(写真:大学通史発行について)

<100周年に向けた教育改革>

 次に、100周年に向けた教育改革を3名の先生がお話して下さりました。始めに、亀川副学長による新研究科の教育改革についてです。それによると、社会人に向けての活躍の場を広げるためにヒューマンデザイン研究科を設立するのが良いのではないかとのことでした。この研究科は人間の豊かなライフスタイルをデザインするために資源も有効活用にすることも目的としており、技術の進歩が向上している今、それに応じた対応ができるようにすることを重視するとのことでした。

 次に、新田学部長による経営学部の教育改革についてです。その内容は主に次の2つです。1つ目は経営学部の中にある2つの専攻、マネジメント専攻とマーケティング・デザイン専攻の違いをより明確にし、入学を希望している高校生の皆様にわかりやすく理解をしてもらうよう専攻を経営コミュニケーションとマーケティング・デザインの2つに変更をするとのことです。2つ目は全員に実践、経験、体験の3つを1年生から取り組むことができる教育方針とするとのことです。具体的に挙げられたのは理論を繰り返し学ぶことで実践に繋げることとゼミを1年生の必修にすることです。これらを行うことで複数人の先生方から学ぶ機会が増え、1年生のうちから失敗を恐れずに挑戦するマインドを身に付けることができるのではないかとのことでした。そしてこれらをきっかけに、学生だけでなく、先生方も変わることが重要であると話されていました。

 最後に、加須屋学科長による児童発達学科の教育改革についてです。現在、社会全体での保健関連の職業が不人気であり、外国籍の幼稚園生も増えているとされています。そこで、児童発達学科ではそのような社会に対応するため、異文化に力を入れた国際子どもコースを作るとのことです。また、海外フィールドワークを英語の得意な保育士、幼稚園教諭を目指したい人向けに実施し、アシスタントやボランティアの経験をする機会も与えると話されていました。

 これらの3つの新しい教育改革が実現すると生徒が新たな視点から好きなことを学ぶことができるとともに、時代の流れに沿った学習を進めることができるため、このような改革が成功してほしいと感じました。

(写真:100周年に向けた教育改革)

<大学の中長期目標>

 次に、大学の中長期目標についてです。現在は自立と共生の理念を継続するために2024年度までは「B’s ビジョン2024」という目標を掲げています。新たに作る中長期目標では誰も取り残されることがないようにみんなで理想の社会を作るという目標にする予定です。そして、大学はファシリテーター役として第2の学校という存在になり、社会貢献のために地球市民の育成を行います。それを実現するために5つの戦略が示されていました。それは、教育と研究整備、創造的コミュニティづくり、teachingからfacilitator、DX推進、永久サポート大学です。予定としては2022年に本格的に開始し、2024年の4月に完成を目指すそうです。

(中長期目標を説明している様子)

<文京学院大学大使任命式>

 次に、文京学院大使任命式です。文京学院大学の卒業生から12名の方が大使に選ばれ、表彰されていました。彼らは今後、文京学院大学のPRを中心に活動をしていくそうです。代表の方(写真:左から2番目)が気持ちを語ってくださり、「大使に選ばれたこと対して感無量の思いでいっぱいであり、これからは文京学院大学での思い出を伝えていきたい。」とおっしゃっていました。

(任命式の様子)

<感想>

 開学30周年記念式典に参加をして、文京学院大学の特徴である自立と共生を維持しつつ、さらに良くしようとするために様々な案を考え、活動している先生方がたくさん存在していることを知ることができました。かつては、経営女子大学でしたが、今では4つも学部が存在し、大きな大学になりました。私たちはこの歴史を知ったうえで今の文京学院大学を知り、支えてくださった多くの方々に感謝していかなければならないと感じました。

以上、開学30周年記念式典の取材でした!

外国語学部4年 打木

外国語学部2年 市來