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2019年3月16日(土) 学位記授与式 本郷キャンパス【本郷キャンパス:学生記者】

大学2019.05.10

3月16日(土曜日)、文京学院大学本郷キャンパスにて、学位記授与式が行われました。当日は天候にも恵まれ、卒業生の門出を祝う多くの人が集いました。卒業生は袴やスーツなどに身を包み、堂々とした姿で仁愛ホールへと入場していきました。
午前は外国語学部、午後は経営学部。いずれの授与式でも開会の言葉に続き国歌斉唱、学位記授与、学長挨拶など滞りなく行われました。式の最後には記念撮影もあり、華やかな場面を収めることができました。

 

(▲記念撮影の様子)

閉式後には卒業生が中庭に集い、写真撮影や別れの言葉を交わしました。名残惜しそうに仁愛ホールを後にし、その後それぞれの学位記を授与される教室へ向かっていく様子が印象的でした。学位記授与はゼミナールごとに行われ、教授と涙ながらに言葉を交わす姿に私も思わず涙が出そうになりました。

 

(▲学位記授与式終了後の様子)

この学位記授与式を区切りにそれぞれの道を歩むことにはなりますが、同じ大学で学んだ仲間として切磋琢磨し、素敵な社会の一員となってほしいです。私たちは在校生として卒業された先輩方を誇りに、2年後立派に成長して母校から飛び立ちたいと感じています。
卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。これからの皆様のご活躍を祈念いたします!!
 

 

(▲会場全体の様子)

学生記者(大塚)

 

今回の卒業式で卒業された先輩たちの多くが、私の入学時に3年生であった先輩です。多くの場合3年生は委員会や部活動での最高学年で、入学当時に「大学生は自由でかっこいい」と先輩方に憧れた自分を思い出しました。憧れの先輩たちとの別れに悲しむ私とは裏腹に、卒業式の先輩たちの表情は笑顔に溢れていました。本記事ではその理由を、卒業される先輩たちへのインタビューから解き明かしていこうと思います!

まずインタビューさせていただいたのは、猪野(いの)桜(さくら)先輩です。外国語学部の人気ゼミに入り、卒業式では同ゼミの優秀論文賞を受賞していました。先輩は大学生活における多くの経験が自分の将来の自信に繋がったとし、中でもメルボルンへの留学やゼミ活動は4年間の中で最も価値のある経験だったと認識されていました。メルボルンに行き、他国での生活の厳しさや楽しさを学ぶことで先輩は、就職活動において新しい視点から旅行業を選択されました。そしてディスカッション中心のゼミでは、自分の意見を発さなければ成立しない学び、少しずつ自分を主張することができるようになったそうです。ディスカッションでは個人がそれぞれの意見を持って発言するため、自分の意見が間違っていると感じたり、聞くことに専念したくなるような難しいテーマで自分を無知だと感じたりもしたそうです。しかしゼミ内で得た、打たれ強さや自信は就職活動に、そして今後の社会人生活に活きるだろうと笑顔でお話してくださいました。桜先輩は、大学で努力し、将来に繋がったことを想い笑顔で卒業されました。

 

(▲猪野 桜先輩)

 


次にインタビューさせていただいたのは、我が学生記者の先輩である渡辺佑先輩です。学生記者やオープンキャンパス実行委員、GCIチューターとして多岐にわたり活動されていました。GCI学生であった私に英語を教えてくださり、それ以外でも大学での活動や大学の過ごし方の見本になってくれた先輩でした。彼が参加した多くの活動の中でも、オープンキャンパス実行委員での経験は、価値があったと語ってくれました。オープンキャンパス実行委員は学生主体の活動ですが、学生と大学の協力体制が作られており、学生だけでは厳しいことも実現でき、多くの学生の自信に繋がったそうです。そしてやりたいことを持って集まった向上心の高い学生はお互いの存在が刺激となっていると言います。そしてその仲間たちと、一緒に築いていく未来を想い、笑顔で卒業しました。

 

(▲渡辺 佑先輩)

 

卒業した先輩方はこの日、4年間の大学生活を終えました。大学生活について話を聞いてみて、後悔を残した先輩も、やりきって振り向くことなく卒業した先輩もいると思いますが、ほとんど全員が共通したことをおっしゃっていました。それは「挑戦」についてです。学生最後の時間に、物事を柔軟に受け止め挑戦してみることが大学生活の中でどれほど大切だったかを語ってくださいました。その中でも渡辺佑先輩へのインタビューの中でとてもいい言葉がありました。それは「やってみて合わないと思ったらやめればいい」という事でした。この発言には少し驚かされました。なぜなら、アルバイトでも勉強や趣味でも物事が続かないことは悪い事だと思ったからです。社会人になれば多くの責任を背負っての行動が必要となりますが、学生のうちにはいろいろなことに挑戦ができる。それが学生の特権であると気づかせてくれ、私が憧れた自由な大学生を象徴するような言葉だと感じました。私たちは年齢としては成人でも大学生でいることで、どこか自立と甘えの中程にいるような気がします。その中で先輩たちが残してくださった言葉を胸に、多くの挑戦が彩る生活を送りたいと思います。

先輩方、ご卒業おめでとうございます。先輩たちが見せてくれた一見小さな言動でも私たちの中で大きな影響となり、目標となっています。先輩たちの背中を追いかける私たちの方を振り向かずに、前へ前へと進んでください。そして私たちも後輩に追いかけられるような大きな背中で卒業できる日を楽しみにしています。

学生記者(古澤)