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2018年2月11日開催 初のカフェ演奏会、吹奏楽部ウィンターコンサート【本郷キャンパス:学生記者】

大学2018.06.18

静まり返った春休み中の本郷キャンパスには、昼下がりの柔らかい光とともに、楽器のチューニング音が降り注いでいた。

本郷キャンパスの憩いの場「B’s café」で2月21日、吹奏楽部による定期演奏会「ウィンターコンサート」が開催された。

本郷キャンパスの吹奏楽部は在学生だけではなく、OB・OGの卒業生も含んで構成される全15人(2018年現在)の楽団として活動している。

卒業式や入学式をはじめ、文京祭やクリスマスパーティーなど、年間を通して数々のイベントを盛り上げている。

仁愛ホール(本郷キャンパス)にて例年開催されているウィンターコンサートだが、今年は同じく本郷キャンパスS館1階にあるカフェスペース「B’s café」で開催された。

「聴く人に親近感のある演奏」をモットーに掲げる吹奏楽部。今回もDisney at the movieやWe are the worldなど、老若男女を問わずに一度は聞いたことのある曲目で聴衆の心を楽しませた。

ホールのように「ステージと客席」というスペース区分はなく、同じ床続きで同じ空気を感じることができる今回の会場では奏者と聴衆共々に新しい体験を生んだ。

「今回のカフェテリアでの定期演奏会開催は初めての試みでしたが、聴衆との距離が近く新しい体験ができた。みんなが私たちの演奏に注目し聞き入ってくれているのが、顔が見えることでよく感じられた。」と部長の明比晴菜さん(外国語学部3年)は語る。

演奏を聴いた観客から寄せられたアンケートでは、「カフェでの開催は雰囲気が良くて素晴らしかった」「去年よりもさらにレベルアップした演奏を聴けた」という声が届いた。

最前列から奏者まではわずか2メートルと非常に距離が近い為、無音になった瞬間は奏者のブレス(楽器を吹く為に大きく息を吸う音)まで聴こえてきそうだ。

曲目と会場の両方の特徴を活かし、心理的にも物理的にも近く感じてもらうことができたのではないだろうか。
 

【観客席の間近で迫力ある演奏を届ける吹奏楽部 撮影:経営学部3年 宮野 豊】