お知らせ|文京学院大学

お知らせ|文京学院大学

文京学院大学トップページ 文京学院大学| お知らせお知らせ2017年11月15日(水) 後援会「グローバル教育支援」特別講演会を取材してきました!【ふじみ野キャンパス:学生記者】

学生記者

文京学院/EVENT RSS

2017年11月15日(水) 後援会「グローバル教育支援」特別講演会を取材してきました!【ふじみ野キャンパス:学生記者】

[ カテゴリ:学生記者 ]

11月

21日

2017

 国際協力NGO IV-JAPAN創始者であり代表理事の富永幸子さんが来校し、タイやラオスでの開発援助活動の様子について講演していただきました。この講演会は国際交流委員会の企画で、後援会からの経済的支援を受けて実施されました。

 

20171115_iv_japan_01.jpg

▲国際協力NGO IV-JAPAN 代表理事の富永幸子さん

 

 富永さんは小学校の頃から国際活動に興味があり、中学1年の時に英語クラブを作り、インドの少女と文通を始める。中学3年でガールスカウト活動に参加し、日米学生会議、総理府青年海外派遣、デンマークGSキャンプ、世界一周、タイ駐在等を経験。

 これらの経験によりガールスカウト・トレーナーとして開発教育を推進し、1988年にIV-JAPANを創設してアジアの途上国の開発支援を開始した。ガールスカウトの「実践しながら学ぶ」という教育方法を職業訓練にも取り入れている。「地球規模で考え、地域で活動する」を国内活動に生かし、途上国も先進国もイコールパートナーとしてプロジェクトを実施しているそうです。

 

●ラオス人民民主主義共和国

 ラオスは中国・ベトナム・カンボジア・タイ・ミャンマーに囲まれており、海には接していない国。国土は日本の本州と同じくらいの面積で、約70%が高原や山岳地帯。人口約691万人。中学校が無い村では、毎日6キロ先の学校まで歩いて通っている子どももいるそうです。

 

20171115_iv_japan_02.jpg

ラオス人民民主主義共和国と日本の位置関係

 

●IV-JAPANの活動

 教育支援として少数民族の子どもや、親が受刑中の子ども、貧困家庭の子ども達への奨学金の支給。学校や職業訓練所の建設支援。職業訓練などを行っているそうです。 現在までに21の学校と8つの職業訓練所を建設してきました。

 

 ラオスの学校では毎年進級試験があり、貧しい子は家の手伝いを行わなければならないため、1年生から留年してしまう子もおり卒業が難しいといった問題がある。また、学校制度外教育によって学んでいる人もいるため、教育のレベルに差があるそうです。そのため、読み書き計算ができれば訓練校に入れるようにしているそうです。

 

 職業訓練所では、調理・理美容・縫製・木工家具・ホスピタリティ・介護などが学べ、それぞれ初級・中級・上級に分けており3~6ヶ月程度かけて学ぶ。初級・中級は技術訓練、上級になるとホテルやレストランなどでの実地訓練を行っているそうです。

 木工以外の職業は卒業後に起業する際、資本金があまりかからないなど彼らがきちんと職を手に出来るように考えた上で選んでいるとのことでした。

 

 開発支援を行った後NGOの職員が引き上げると、使用していた機材などを売ってお金にしてしまうなど、目的外使用によってそれまでの支援や税金が無駄になってしまう事も。

 引き上げた後に事業を継続できるかが問題になるため、職業訓練校では事業を継続できるように授業料を取り、職員や教員の給料に充てているそうです。

 

 開発支援の他に文化活動も行い着物やお茶、他国の文化に触れる機会を設けるなどしています。職員が自分の得意な事を教えるなど活動は様々。

 

20171115_iv_japan_03.jpg

▲ラオスの伝統衣装パービアンという肩掛け

 

 また、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームにも加入し災害時の緊急支援も行っており、東日本大震災では被災したアジア人の支援、フィリピン台風やネパール中部地震の際の支援なども行ったそうです。

 

 

●支援について

 日本にも貧しい人がいるのにどうして途上国にお金を使わなければいけないのか?といった意見もあるかと思いますが、私たちが使用している酸素や資源は東南アジアや南アメリカの熱帯雨林など途上国によって支えられています。日本で自給自足を行おうとしても60%程度しかまかなえないそうです。イコールパートナーとして協力し合い、一緒に働きながら教育などの支援を行っていくことが大切と話していました。

 

 よく物資の支援お話を頂くが輸送がとても大変で、どのように届けるかが問題となるそうです。日本のように物流がしっかりしている訳では無いため、インターンなどで行く場合は各自が荷物として運べば良いが、そうでない場合は郵便や長距離バスでの運搬となってしまう。そのため支援の話を頂いたら、まずは輸送代や輸送方法などの事について話し合いを行うそうです。

 文化的な違いから頂いても使用できないものや、消防車のホースのサイズなどでは国ごとに規格の違いなどもあり、せっかく送ったのに無駄になってしまう事もあるため、しっかり調べてから送ってもらいたいとのことでした。また、服や靴などでもカビの生えたものなどは困るので、送る前に一度洗濯するなどきれいな状態で送って欲しいということでした。

 

●イベント

グローバルフェスタ

 毎年10月頃にお台場で開催されるグローバルフェスタに出展し、現地の人が作ったモノの販売や宣伝活動を行っているそうです。興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。

 


◆取材・記事執筆  児童発達学科3年 安野 隆史