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「五街道ウォーク2016 in 中山道」を取材しました!(<最終7区>岐阜市編)【本郷キャンパス:学生記者】

大学2016.10.07
 


 

 今年の8月に行われた文京学院大学主催のイベント「五街道ウォーク2016 in 中山道」。このイベントは1〜7区に分けた中山道(岐阜県中津川市・恵那市・瑞浪市・岐阜市)の道のりを、それぞれの区の魅力に触れながら8月18日(木)~8月25日(木)の7日間をかけ歩くというものです。
 2016年は“ 縁(えにし) ~岐阜の魅力が人を繋ぐ~ ”というスローガンのもと、五街道ウォークでは初の「地域交流型」イベントとして開催されました。私が参加した第7区の岐阜市は、テーマを「古き良き岐阜に染まる旅」と題し、1週間にわたっての歩行を締めくくるに相応しい名所を回りました。今回の記事では、その最終第7区のレポートをみなさんにお届けします!
 

 

 
  8月24日水曜日、集合場所の岐阜羽島駅には20人前後の前泊する参加者が集まっていました。25日当日の歩行は朝9時頃からのスタートなので、実は殆どの方が前泊されていました。夕方に集合し、軽いミーティングを済ませその日は就寝。明日の歩行に備え準備万端です! 
 
  そして迎えた歩行当日。8時にホテル前に集合し、実行委員と参加者を乗せた中型バスは当日参加の参加者を迎えに岐阜羽島駅へ。そこで岐阜聖徳学園大学・中京学院大学の方々と合流しました。合計で50人ほど集まると、スタート地点である乙津寺(おっしんじ)に集合し、開会式が行われました。役員や引率の方による挨拶が終わった後、いよいよ歩行がスタート。乙津寺を出発し、岐阜駅に向かいます。ここで私が個人的に驚いたのが、岐阜聖徳学園大学の藤井德行学長が、約3km地点まで一緒に歩行してくださったことです!学生に引けをとらない軽やかな足取りに、私たちも負けじと足運びが素早くなる思いでした。
 
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<左:ミーティングの様子 右:乙津寺出発!>
 
 その後は川原町の古い町並みを堪能し、岐阜会館での昼食。こちらでは岐阜市の名物グルメ「けいちゃん焼き」をいただき、英気を養いました。その後バスで向かうは今回の目玉とも言える岐阜城のある金華山です。金華山は約330メートルあるので、ロープウェイで中腹まで登ってから歩行開始!ほぼ頂上に位置する岐阜城を目指し登っていくと、数分で到着。参加者の中には、「全然距離ないじゃん!」という声もちらほら…。しかし侮るなかれ、今は資料館となっている岐阜城を見学した後は、ふもとまでの1.5kmある道無き道を歩いて下山という試練が待っていました。余裕そうだった先ほどの声の主も、少しおつかれ気味です。やっとの思いで下りきると、ふもとには冷たいスポーツドリンクとお茶が用意されていました!
 

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<左上:川原町にて。記録映像を撮っています! 右上:金華山からの眺め 左下:下り坂でも元気です! 右下:給水地点での飲み物配布>
 
  水分補給をしたら、ゴールまではあと少し。最後のスポットは岐阜大仏のある正法寺です。日本三大大仏の1つである荘厳な大仏を見ながら、堂内の静まった空気でクールダウン。幕府に寿司を献上する際使われたという御鮨街道を通りゴール地点の伊奈波神社へ。待ち構えていたゴールテープをみんなで切って見事ゴールイン!2016年度の歩行が全行程終了し、委員の方達も達成感と共に感極まった表情をしていました。歩行が終了したところで参加者に感想を聞いてみると、「楽しくってもう終わるの!?という感じです。また参加したいです。」という意見や、「同じ大学でも他学部・他学年の人といろんなお話ができてとっても楽しかったです!」という、前向きな感想を多く聞くことができました。
  
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<上:ゴールイン! 下:集合写真>
 
  しかし!今年の五街道ウォークはこれで終わりではありません。今回は五街道ウォーク10回目と初の他大学参加型歩行を記念して、3大学合同での交流会が開催されました。歩行を終えた3大学の学生たちは、栗納豆(栗を使用した甘納豆)やお煎餅、瑞浪ボーノポークを使用したジャーキーなど、いままで歩行してきた各区の名産品を味わいながら思い出話に花を咲かせていました。
  「あんなこともあったね!」と話が盛り上がる中ですが、ここはインタビューのチャンスです!早速、7区区長の羽下梨乃さん、副区長の山崎茜さんにインタビューを行いました。
 

 

Q.歩行にあたり、委員会内での取り組みや心がけたことはありましたか?
A.(山崎) : 今回歩行するのは一般道なので、車が来た際には委員全員で声掛けをして歩くよう心がけていました。また、委員だけで固まらず、積極的に参加者に話しかけにいくよう事前に打ち合わせもしています。
 
Q.区長をやってみようと思ったきっかけは何ですか?
A.(羽下): 1年生の時に参加者としてこの「五街道ウォーク」に参加して興味を持ち、実行委員会に参加しました。区長に立候補したきっかけは、委員会に入ったからには何かやってみたいと思ったからです!(※ちなみにこの翌日羽下さんは、海外インターンシップでグアムに向かったそうです…。)
 
Q.今日の歩行当日に向け、どのように準備されましたか?
A.(羽下) : 東京で生活していては普段歩かないような、舗装されていない道を歩行することもあるので、歩行ルートは極めて慎重に設定しました。まず地図を使い大まかな歩行ルートを決め、インターネット上の地図アプリケーションで現在の道のりを確認、その後委員会内での会議を経て3回の下見・歩行を繰り返します。前年から約1年半の準備を行い、今日を迎えています。
 

 

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<左:交流会の様子 右:7区区長の羽下さん(左)副区長の山崎さん(右)委員長の河原さん(中央)>
 
 
  2年に1度行われるこの「五街道ウォーク」、次回は2018年開催となります。少しの寂しさはありますが、委員長の河原さんによると、「地域交流型五街道ウォーク」と銘打ったこともあり、今後も中山道において岐阜聖徳学園大学・中京学院大学・中山道付近の皆さんと更なるイベントや交流を行っていく計画が進行中のようです。私も今回の歩行で沢山の方々と知り合い、大学生活もさらに充実したものとなりました。今回新たにできた“縁”をもとにさらに飛躍していく、五街道ウォークの動向からもう目が離せません!
 
 
記事執筆・構成◆学生記者 渡辺 祐(外国語学部2年)