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2013年 文京学院大学・文京学院短期大学 学長より年始のご挨拶

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01月

1日

2013

 明けましておめでとうございます。皆さまには、すがすがしい新年をお迎えのこととお慶び申しあげます。

 

 昨年は、4年に1回のオリンピックの年でした。日本は金メダルこそ7個で11位でしたが、銀・銅も含む総数では38個で6位、過去最多となりました。メダル数もさることながら、若い人たちが自分の夢を実現するために懸命の努力を払っているのを見て、感動された方も多かったとことと思います。また、世界的な音楽やバレエなどのコンクールで日本の若い人たちが優勝することもたびたび目の当たりにするようになりました。さらには、京都大学の山中伸弥教授が50歳という若さにしてIPS細胞の研究成果が認められ、ノーベル生理・医学賞を受賞するなど、世界的に活躍をする日本人が多く存在することも確認できました。こうした動きは、成熟社会のもたらした優位な面といえるかもしれません。また、日本人がグローバルに通用しないという通説を覆すものでもあります。

 本学は、関東大震災の半年後の1924年春に、創立者の島田依史子先生によって、「自立と共生」を建学の精神として開校されました。今日のグローバル社会において、この建学の精神の意義が再び求められているのではないでしょうか。これからは、この「自立と共生」という建学の精神を備え、国内のみならず、グローバルな社会で活躍できる人材を育成・輩出しすることに、さらに力を入れていきたいと思います。

 

 昨年は、2014年の創立90周年、2024年の100周年を目指す本学にとって大きな変化と飛躍の年でした。

 第一は、100周年を目指して始まった「新・文明の旅プログラム」です。17人の学生と5人の教職員をトルコのアンカラ大学、ブルガリアのソフィア大学とヴェリコ・タルノヴォ大学、そしてルーマニアのクーザ大学に派遣し、現地の大学生などと交流を行い、大きな成果を上げることができました。これらの交流はその後も発展し、昨年の秋学期にはヤシ大学から2名の学生を受け入れました。さらに、本学とアンカラ大学の経済・経営・アラビア文化担当の教員との間で、また本学と上記4大学の日本研究者との間で国際共同研究を開始しています。

 第二は、「新・文明の旅プログラム」の目標であった「グローバル人材の育成」という構想をさらに進化させた「文京グローバル・キャリア・インスティテュート(文京GCI)」です。いよいよ今年4月から動き出します。GCIは新たなカリキュラムを通して、世界のどこにおいても、またどんな人々とも互いに自立・共生できるグローバル・リーダーの育成を目指すものです。

  第三は、90周年事業の一環として、昨年8月に本郷東キャンパス・東本館が完成したことです。今年1月には、新S館の建設が始まり、来年初めの完成を目指します。ここには、100周年に向けて、研究や教育の内容を充実するために、またグローバル化やIT化に対応するために最新の施設やシステムが導入されます。

 

 こうした新たな挑戦には果敢に取り組んでいきます。同時に、従来本学が謳ってきました「教育力日本一」「地域との連携」「教育と研究の活性化」などは、今年も継続して、より実効のあがる仕組みづくりや、日々の活動に邁進していきたいと考えております。

 今年の干支は「巳」です。巳という字は子宮が胎児を包みこんでいる姿を示しているといわれます。ここから、巳年は実りの年といわれています。辰年であった昨年に飛躍を願って始めたプロジェクトが多くあります。本年は、これらの種子を手塩にかけて育て、立派な実を結ぶように堅実な1年にしたいと思います。

 

皆様方のご支援をお願い申し上げますと同時に、本年が皆様にとって良い年でありますように心よりお祈りいたします。

 

文京学院大学・短期大学

学長 川邉 信雄