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学園紙Pickup 平成24年7月31日号 記事詳細

[ カテゴリ:トピックス ]

09月

3日

2012

倉嶋ゼミ生大感動!

アクギュン氏がエブル伝授

 

ebulu.jpg7月10日、トルコ大使館文化部「ユヌス・エムレトルコ文化センター」より、エブル作家のアフメット・アクギュン氏が本郷キャンパスへ来校。ワークショップを開き、経営学部・倉嶋正彦准教授のゼミ生に、その技術を披露・伝授しました。

エブルとは、500年以上も前のオスマン帝国時代から、トルコに伝わる紙と絵の具の芸術です。トレーに樹脂などからできた特殊な液を入れ、絵の具を垂らします。天然素材の絵の具には牛の胆汁を加えてあるので、樹脂溶液とは混ざることなく色を重ねることができます。棒などで背景になる模様を描きますが、流れるように色が広がり、大理石のような模様になります。さらに絵の具を垂らしながら、表面に絵を描きます。液の上に紙を置き、それを持ち上げると、絵が表面に転写されるという大変不思議で美しい芸術です。

参加学生は全員がアクギュン氏の筆に手を添えて、エブルを体験。

学生の人数分仕上がったエブルは、全て同氏が学生のイメージを瞬時にとらえて描いた世界に2つとない逸品。

トルコ共和国文化観光省認定のエブル作家であるアクギュン氏の本職は、実はアンカラ警視庁の副総監。「どんな職業に就くにしても趣味を持ち、心豊かな生活をしてほしい」と学生たちにアドバイスしました。

学生からは「初めての芸術に触れて感動」「自分で描けるようになりたい」などの感想が寄せられました。

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 本学学生・院生

「東京国際ブックフェア」「販促EXPO」で大活躍

本学の学生が、東京ビッグサイトで開催されたイベントで大活躍しました。

 

 第19回東京国際ブックフェア

日本最大の「本」の見本市である「東京国際ブックフェア」が7月5日から8日まで、東京ビッグサイト西ホールで行われ、 「新・文明の旅」プログラムを通じて、本学と交流の深いトルコ共和国大使館文化部「ユヌス・エムレ トルコ文化センター東京」も出展しました。同プログラムメンバーの日暮武蔵さん(経営学部4年)が中心となり、メンバーたちがブース運営を支援。ブースデザインは、TAF(東京国際アニメフェア)フォローアッププロジェクトの岩谷雪代さん(経営学部3年)と吉田梨香さん(同3年)。最終日の8日には、トルコ共和国が誇る紙の芸術「エブル」が披露されました。
同文化センターの伊藤真恵さんは、「トルコ共和国らしさが表現された良いブースになりました」と喜びました。
 

 

 

 第4回販促EXPO

seeren.jpg7月4日から6日まで、東京ビッグサイト東ホールで「販促EXPO」が開かれ、法人ユーザーの企画部・マーケティング部、広告代理店など4万447人が来場しました。同展は、販売促進につながる製品・サービスが一堂に出展する商談専門展で、出展各社と来場者が活発に商談する展示会として高い注目を集めました。
その入口近くに広いブースを構えた「セーレン株式会社」のデザインを手掛けたのは、大学院生の佐々木大輔さん(経営学研究科コンテンツ・マネジメントコース2年)。「販売促進に繋がるためにはどうずれば良いかを考えることが大変だった」と苦労を語りました。同社は、繊維の種類を問わず絵柄をプリントできる「ビスコテックス」という技術を持ち、各種繊維品の染色加工と企画製造販売などを行っています。これは、エネルギーと水の使用量を最大で1/20まで削減できるエコシステムで、福井の自社工場には、300台のインクジェットプリンターが完備。地球規模での省エネルギー・省資源を推進しています。

同社の桑野太輔課長(ビスコテックス・ファッション事業部/販売部・ファッション販売第2課)は、「例えばマンガ出版界の方には、マンガを全体にプリントしたシャツなどが面白いと思います。佐々木さんが、こちらの要望をうまく採り入れて展示物のデザインをしてくれました」と笑顔。佐々木さんは、自身がデザインした癒し系アニマルを描いた飛行機型抱き枕なども出展。同じく院生の小西孝典さん(同2年)や大川美緒さん(経営学部2年)も、個性的な作品を出展しました。院生とTAF2013学生実行委員会スタッフも、シフトを組んでブース運営を支えました。
来場者からも「あっ、セーレンだ!」と声が上がるほど、この業界では著名な企業のブースを担当する佐々木さんも誇らしげ。同社の牧田博行取締役/専務執行役員も来場し、スタッフを声援しました。

 

 

 


 

 本学心理臨床・福祉センター「ほっと」 

「ミニワークショップ」「教員研修会」を実施 

 

本学の心理臨床・福祉センター「ほっと」(永久ひさ子センター長)では、臨床心理士、社会福祉士、臨床発達心理士、言語聴覚士などの資格を持つ本学のスタッフが、保育や福祉、家族などについて悩みを持つ地域の方々のために、専門的な相談や支援を実施。
さらに、各種研修会などを通じて学生や地域の小中学校教員の学びの支援も実施し、成果を上げています。

問合せ☎049―261―6771(直通)、FAX:049―261―0082

 

 ミニワークショップ

就活・実習を抱える学生たちにとって、心強いワークショップが「ほっと」で行われています。
6月19日の第3回は「わかやすく話せるようになりましょう」をテーマに、永久センター長が「限られた時間で効果的な自己PRをする方法」を解説。企業面接を想定し、「将来就きたい仕事」と「なぜその仕事をしたいのか」を、相手に伝える練習をしました。
その後、大学院生が実演した「良い例」と「悪い例」 から、話し方のよい点・悪い点を学びました。その結果、以下のことが明確になりました。①最初に結論を述べ、その後で理由を述べると解りやすい。②センテンスは短く。③抽象的な話の後には具体例を入れる。④『が、で』などの助詞を強調しない。
毎回受講している荒木智恵さん(心理学科3年)と、今回初めて受講した柴田衣里奈さん(同3年)は、「自分の話し方の駄目な部分が明確になった。このワークショップで自分のスキルを高めたい」と力を込めて話しました。
永久センター長は、「ちょっとした話し方の工夫で、人間関係はぐっと良くなります。ソーシャルスキルの獲得と、コミュニケーションスキルを磨くための場として、気軽に参加してほしい」と希望。10月20日に開催される公開講座では、一般に向けたワークショップを行います。学生の参加も可能。学生限定の第4回も10月に開催予定。開催時には、構内各所にポスターが貼られるので注目を!

 

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 教員研修会

hoto_02.jpg7月12日、地域の小・中学校の教員を対象に、伊藤英夫・人間学部学部長(同教授/ほっと相談員)が「第1回特別支援教育教員研修会」(共催=ふじみ野市教育委員会)を大井総合支所(仮設庁舎)で行いました。
「発達検査・知能検査等の効果的な活用について」をテーマに、子どもの発達の姿を客観的に見るための検査方法や、各検査の違い、結果の理解の仕方、実際の例などが解り易く解説されました。例えば、DN―CASという心理検査では、それを開発した2研究者が、P(Planning)プランニング、A(Attention)注意、S(Simultaneous)同時処理、S(Successive)継次処理の4過程が、人間の認知機能の重要な構成要素であると考えています。
「注意」の一例として、ADHD(注意欠陥多動性障害)の子どもは、不必要な情報にフタをすることが出来ず、全ての情報が一度に入ってしまうため、教室では席を一番前にして、黒板の周囲も簡素化するなどの配慮が必要になります。
また、「同時処理」に於いて自閉症児の一例として、「授業中の先生の話は理解できないが、教科書の内容を写真に写すような状態で記憶できるため、テストの点は非常に良い」という興味深い例も挙げられました。
約20人の受講者は、担当する子どもたちに学びの結果を反映するべく、熱心にメモを取りました。

 

 

 


 

Green Spirits

生活体験で育まれる豊かな人間性 髙木 克・文京幼稚園園長

 

greenspirits.jpg今年度より、文京幼稚園の園長を務めさせていただいております。宜しくお願い申し上げます。

幼稚園では天気の良い日は毎日、爽やかな風に乗って子どもたちの歓声が園庭に響きます。遊びは子どもにとって最も身近な体験の場であり、学習の場です。そして子どもたちは遊びを通して心を開放し、想像力を高め、豊かな感情や感受性を獲得し、感性を磨いて行きます。子どもたちが楽しく元気に遊んでいる様子を見ていると、大人の思いを越えた遊びを目にすることもあり、たくさんの興味深いことに気付きます。

園庭の片隅で咲いたキュウリの花を見つけて喜び、パプリカが色付いて大きくなっていく様子に感動し、園庭の隅で見つけた小さな虫の動きにも息を止めて見入ります。そして、その感動を言葉の限りを尽くして私たちに訴えてきます。子どもたちは日々繰り広げられる様々な体験を通して成長していくのです。

さて、乳幼児期の様々な感動体験は、子どもの成長とともに備わっていく好ましい人間性の基盤となるもので、人や自然と触れ合う中で何かを感じ、思い、そして考え、子どもなりに自分や自分を取り巻く世界を理解し、自らを陶冶していくのです。このことに関して、文部科学省が平成10 年度に調査報告としてまとめたものの中に、乳幼児期における体験の多少と、長じてからの倫理観・道徳観の身の付き方には高い相関が見られるという内容のものがあります。近年は、これに類する報告が各方面から挙げられるようになりました。

日常生活からリアリティが失われ、人生の指針や方向性が曖昧になってきている現代の社会にあって、自分を見失わないでいることは容易ではありません。それ故に、子どもたちには将来において「現実の中の生身の自分」をしっかり自覚して欲しいと願っています。そしてそこから、人間らしく生きていく力を培って欲しいのです。「豊かな人間性は子どもの多様な生活体験の上に育まれて行く」。そのことを念頭に置いて、子ども一人一人が幼稚園生活の中から得たことやその思いを大切にしながら、そうした子どもの日常を支えていくのが、私たちの役割だと考えています。