人間学部

2013年度海外フィールドワーク

海外短期フィールドワーク2013年度リアルタイム報告20

2013.03.06

【海外短期フィールドワーク2013年度リアルタイム報告20】

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心理学科の午後の授業。

人間福祉学科の午前の続きと午後の授業。

2013年3月6日水曜日

心理学科、午後はキャサリンの感情心理学の2回目です。今日のテーマは「感情の制御」。これについて必要な専門用語をマーシャが予習してくれます。


キャサリンは、特に「感情制御」の理由、方法について、2005年以降の最新の研究をトピックとして説明してくれます。


もちろん、わかりやすいテーマ、例を用意してくれます。日本語訳はちょっとユニークですが、なんとか分かりますね。こんなとき、私たちは「どんな感情を感じるか?」「なぜその感情を感じたときに、感情制御をする必要があるのか」「そのときどのように感情制御するのか」こういった質問を学生の皆さんに投げかけます。みんな悩みながら、丁寧にそのときの感情についてイメージしていきます。


感情制御と認知・行動について、そして自らのおかれた状況を再評価することで、より好ましい人間関係を築けたり、といった例を挙げて説明してくれました。周囲の状況をすぐに操作することはできない、あるいは難しいけれども、自分がその状況をどう再評価(reappraisal)するかによって、いろいろなことが変わってくることを、キャサリンは熱っぽく語ってくれました。


授業後もキャサリンは大人気。みんな一緒に写真をとってください、とお願いしていました。


今朝の英語の授業のメインは、プレゼンテーション。テーマは”my favorite things”。昨日の授業では、サウンド・オブ・ミュージックのビデオを流しながら、それぞれ自分の好きなことを画用紙に描き、宿題としてプレゼンテーションの準備をしてくることになっていました。彼女の好きなことは”shopping”。


皆、自分の言いたいことを伝えるために、一生懸命です!


英語での説明も板についてきましたね。


午後の授業のテーマは、「ソーシャルワークと加齢」。ウェンディ先生は、「できないエステル」と「できるガス」の二人の高齢者の事例を紹介してくれました。エステルは自分でご飯を食べることができるのに、老人施設で食事介助を受けながらご飯を食べされられています。一方、ガスは認知症なのに、自分でモーターボートを運転して家族を別荘に連れて行くのを楽しみに生活しています。移民女性のエステルは施設で一方的なサービスを受けるしかないのに、白人男性のガスは自分のしたいように生活ができる。それは、出身(生まれ)や性別によって、社会的な有利と不利が変わってくるから、ということです。


ウェンディ先生は、実は授業の冒頭の自己紹介の中で、自分の生まれ、そしてジェンダーについて話してくれました。というのも、エステルやガスの事例のように性別や出身が、その人の人生、所属する社会階層に大きく影響するからです。カナダ生まれの先生は社会の中では比較的恵まれた立場にいます。でも、女性であることによって、低所得に結びつきやすいなど社会的に不利な立場に置かれてしまうことが多いことを説明してくれました。ソーシャルワーカーにとって、その人が社会の中でどのように立場におかれているかはとても重要なのです。


さて、ここからは人間福祉学科の学生さんからの投稿をアップしますね。基本的に教員は画像解像度、縦横比、個人情報の処理など以外は、アップ内容にはノータッチですのであしからず。。

 

「福祉学科二年のKですヾ(@⌒ー⌒@)ノ

昨日はソーシャルの後にみんなでお泊り会を開きました!テンションがあがったせいか昨日はみんな夜遅くまで起きていました。その疲れにより今日の授業はみんなかなりぐったりしてるみたいです。」

 


「というのはうっそぴょ~ん!(笑) 相変わらず疲れていても福祉のノリはこんな風にバカらしく騒ぐのです。 オッパカンナムスタイル♪」