保健医療技術学部

日本全国の医療機関が臨床実習の場を提供。
充実の学内設備と教員陣が心豊かな医療技術者を育成。

学科紹介

多様な教員陣が、臨床現場で活躍できる理学療法士を育成。

全国250カ所を超える医療機関とネットワークを結び学外での臨床実習を行っています。また学内の実習室には、最新の設備を設置しています。 スポーツリハビリテーションの実績を誇る教員運動器,ウィメンズヘルスケア,中枢神経,呼吸循環代謝,解剖学など幅広い専門分野を持つ教員が多く在籍し、スポーツ領域や高齢化社会に適応できる学生教育に取り組んでいます。

この教員陣が学生教育として、身体機能の回復を図る専門技術・知識ばかりでなく、心のケアやコミュニケーション能力、そして問題解決能力の養成にも力を注ぎ、専門技術・知識と思いやりを併せ持つ理学療法士を育成しています。このような学生教育を通じて、これまでに多くの卒業生を輩出し、在学生は勉学に励みながら学生生活を楽しんでいます。

〇卒業生からのメッセージ
>卒業生だより 受験生サイトSwitchOn

〇在学生からのメッセージ
在学生メッセージ 受験生サイトSwitchOn

〇教員からのメッセージ
教授インタビュー 受験生サイトSwitchOn

スポーツリハビリテーション関連科目

スポーツ界で活躍した教授が担当する人気の授業科目。

理学療法学科では、「テーピングスキル」「スリングセラピースキル」「インソールスキル」「スポーツ理学療法学」など、スポーツリハビリテーションに関連する授業科目をラインナップしています。担当するのは、長年にわたってプロスポーツ選手の指導や治療に努めてきた実績を持つ教員陣です。現役スポーツトレーナーによる特別講義も行っています。

テーピングスキル

「テーピング」の理論と技術を理解する。

テーピングスキルとは、粘着テープで関節や筋肉、靱帯などを固定し、正常な可動範囲を超えないよう保護する技術です。医療分野はもちろん、スポーツ分野のリハビリなどで広く利用されている技術です。学生同士で実際にテーピング体験することで、その目的や技術、また実際に患者さんにテーピングを実施するときの注意点などを実践的に身につけます。

スリングセラピースキル

治療による身体の動きを体験し、その効果を理解する。

スリングセラピースキルとは、「スリング」という機器を使って患者さんの身体に重力がかからない状態をつくり、障害のある部分を自由に動かせるようにする技術です。呼吸器系や整形外科的な運動器疾患のある方、さらにはスポーツ選手のコンディショニングとしても使用されます。学生自らが体験することで、治療を受けた身体がどのように変化するかを理解し、患者さんへの治療に活かすことができるよう指導します。

臨床バイオメカニクス

人間の身体の物理的な動きを理解する。

身体の各部に「反射マーカー」を装着し、反射した赤外線をカメラで捉えて計測したデータを分析する授業です。立ち上がる、歩くという基本的な動作を客観的なデータとして分析し、理解することで、どのようにすれば患者さんが動きやすくなるのか、あるいは特定の筋肉に障害が発生したとき、身体の動きはどうなるのかなど、身体の動きについて力学的に捉えることを学びます。

物理療法学演習

最新の機器を使用し、その特性を理解する。

腰痛のある患者さんなどに行う牽引療法や、筋肉の痛みを和らげる干渉波といった病院やクリニックなどで実際に使用されている機器を使って、その原理や使用方法を学びながら、同時に体験する実習です。グループで互いに実践しあうことで自分の体を通じて学習することができます。その他にも多くの機器があり、最新の環境で学ぶことができます。

解剖学

人体標本室を利用して、人体の構造を学ぶ。

骨・関節・筋肉・神経・脳などの人体の構造について学びます。ふじみ野キャンパスの「人体標本室」には、人間の関節の動きを忠実に再現する骨格標本や脳の標本、胎児の模型など200種類以上の人体模型が所蔵されています。標本・模型は手で触って見ることが可能で、触診などの理解に大きな学習効果を果たしています。

卒後教育

理学療法士臨床ブラッシュアップコース

ハビリテーション研究の成果や最新情報を提供する、医療従事者向けの講座。

現役の理学療法士のスキルアップを目的に、臨床で役立つ最新の知識や技術を研修する「理学療法士臨床ブラッシュアップコース」を開講しています。
本学の教員および各専門分野の第一線で活躍している先生方が講師を担当。
毎回、全国からたくさんの受講者が集まります。
理学療法学科 学部サイト「理学療法士臨床ブラッシュアップコース」

 

文京学院大学大学院 保健医療科学研究科 保健医療科学専攻(修士課程)

学術的・理論的に社会課題を解決できる人材を育成。

2006年4月に開設した保健医療技術学部では、最適な医療を提案できるコ・メディカルスタッフを養成しており、2010年3月に第1期生が卒業しました。
文京学院大学大学院では、その実績をもとに、保健医療科学研究科保健医療科学専攻を開設。本研究科は、理学療法・作業療法・臨床検査というユニークな組み合わせの分野を融合して学べるのが特長です。

広い分野の高度な専門的技術を学び、保健医療分野を科学的に捉えて学術的・理論的に研究することで社会のニーズに応え、ひいてはチーム医療の現場で、リーダーとしての力を発揮できる人材を育成します。

保健医療科学研究科

スポーツマネジメント研究所

ヒトの姿勢と動作を科学的に捉えて、コンディショニング・健康管理に貢献。
文京学院大学大学院には、スポーツマネジメント研究所が設置されています。
この研究所を設置した目的は、人体に関する各種データ収集・解析を行うことで保健医療分野を科学的に捉えるための研究を進めることと、経営学的アプローチに基づいて、地域のみなさんや企業などとも連携して、より実践的な研究を実現することです。
そのため、本研究所では、

  • 健康・スポーツに関する研修・講演、相談、面接、指導、計測サービス
  • スポーツコンディショニング、健康管理
  • 企業との提携による研究、開発

などの活動を行っています。

スポーツマネジメント研究所

国家試験合格率

毎年、全国平均を大きく上回る合格率。国家試験の勉強をサポートする充実した体制。

第56回(2021年3月実績) 93.4% ※全国平均:79.0%(既卒・新卒)、86.4%(新卒のみ)

第57回(2022年3月実績) 97.4% ※全国平均:79.6%(既卒・新卒)、88.1%(新卒のみ)

第58回(2023年3月実績) 97.4% ※全国平均:87.4%(既卒・新卒)、94.9%(新卒のみ)

理学療法学科では、所定の科目の単位を修得することで卒業と同時に理学療法士国家試験の受験資格を取得できるカリキュラムを編成しています。