総合研究所

センター長ご挨拶

総合研究所長 ご挨拶

教育と研究の融合、地域・産業との連携を目指して

私たちの将来についてはこれまで以上に予測が立たない状況です。
そして、大学という高等教育・研究機関のあるべき姿もますます多様化しています。
ヒトが研究を行い、そして教育を重視する一つの理由は、いかなる時代にあっても不確実な未来に対する指針を得るためといっていいいでしょう。将来が不確実であることは変わりません。
しかし、多くの含蓄によって私たちは意思決定し、そして歴史を築いてきました。
ヒト特有の意思決定過程を支えるヒト特有のふるまいの一つが研究なのです。

研究は、明らかでないものが明らかになる過程です。
そして教育は本来それらの所産を広く、深く共有する過程です。大学は、その両過程を生き生きと融合させることができる希有な現場です。
本学は、まさにその融合の強化・推進を主軸として教育・研究活動を支援していくことを目指してきました。
その基幹組織が文京学院大学総合研究所です。

ある領域で先端研究を行う教育・研究者が、その研究によって得られた知見のみならず、その過程で獲得した多様なスキル・知識を、学生、地域の方々、他の教育・研究者と共有すること、さらにそのような教育活動で得られたヒントが巡って研究そのものを推進していくことが、本学が目指す教育・研究のあり方であり、本質的な教育と研究の融合です。

こうした教育・研究の融合の思想の基盤に、本学の「自立と共生」の精神があります。
自立という考えは昨今、「一人で生きていくこと」の如く誤解されがちですが、本来、自立なくして共生はなく、共生なくして自立はありません。
自立と共生は表裏一体なのです。
教育と研究もまた、自立と共生の如く表裏一体の関係でこそ、大学という機関で意味を成すものです。
不断の知を生み出し、力強く、そしてあたたかくその知を育んでていくために、文京学院大学総合研究所は、今後も、教育・研究活動に関わるあらゆる多様な活動を支援して参ります。

総合研究所長・人間学部教授 小林剛史

総合研究所メンバー

副所長

副所長 新田志都子 経営学部長
副所長 椛島 香代 人間学部長
副所長 鵜浦 裕 外国語学部長
副所長 神作 一実 保健医療技術学部長