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留学体験談

【マルタ共和国】マルタ大学ランゲージスクール 短期留学レポート②

学先     : Malta University Language School   
学部・学科  :外国語学部 英語コミュニケーション学科 国際教養コミュニケーション専攻   
留学期間   :2020年2月14日~3月15日           

氏名・学年  :R・Kさん(留学時:2年生)               


1.留学を決めた理由
 私が留学を決めた理由は2つあります。1つ目は英語力を身に着けたかったから、2つ目は人見知りを直したかったからです。特に2つ目の「人見知りを直したい」というのは以前から思っていたので、「自分から積極的に話す」ということが私の留学の大きな目標でした。

2.授業について
 クラスの形式は、既存のクラスに入る形でクラスメイトはコロンビア人やエジプト人、韓国人など国籍や留学期間は様々で年齢の幅も広く、10人程度でした。席は自由で、隣の人とペアを組んだりグループを組んだりして問題を解くので、自然と仲良くなることができました。他の生徒が積極的に発言したり、先生に質問しているのを見て最初は圧倒されていましたが、授業の回数を重ねるにつれて自然と自分も先生に質問するようになりました。英語で会話することに対して恐怖心はもちろんありましたが、間違いを恐れずに会話しているほかの生徒の姿勢にとても刺激を受けました。さらに「世界中から英語を学ぶために集まっていて、みんな同じレベルなんだ。」と思うことで発言や会話することへの恐怖心が少しずつなくなっていきました。年齢も国籍も違うクラスメイト達と仲良くなってみんなで遊びに行ったり、連絡先を交換したりした時はとても嬉しかったです。
 そして私が身をもって実感したのは、長くて難しい文章よりも、短くて簡単な文章や単語のほうが相手に伝わりやすいということです。伝えたいことがあるけれど完璧な文章が思いつかないから話さない。のではなく、ところどころ思い浮かぶ単語だけでもとにかく話すことが大切だと学びました。そうすることで相手も「そういうことね!」と私の言いたいことをわかってくれることが多々ありました。完璧でなくていい、むしろ完璧に話そうと難しい単語や文法を使うことが相手に伝わらない理由なんだとわかりました。なので、単語をもっと覚えて自分で使える単語数を増やしていくことをこれからは心がけていきたいです。

3.マルタでの生活
 放課後や週末は友達と買い物や観光を楽しんでいました。マルタはどこに行ってもきれいな風景が見られるので、寮にこもるよりも外出したほうが良いと思います。外出することで授業以外でも英語を使う機会を得られるし、何より気分転換になります。些細なことで悩んだりしましたが、買い物や観光、散歩をするとリフレッシュできました。しかし生活面でハプニングがありました。最後の週で風邪をひいてしまい、授業を2日間休むことになってしまったのです。風邪薬は持ってきていたものの、体温計を持ってきていなかったのでとても困りました。幸い、寮にいる日本人の友達から借りることができましたが、体温計は必ず持って行くことをおすすめします。

 
4.留学生活を振り返って
 留学中は楽しいことだけではなかったし、辛いこともあったけれどとても良い経験になりました。今ではすべてが良い思い出です。1か月で語学だけでなく、これから生きていくうえで大切なこともたくさん学ぶことができました。これは留学に行ったからこそ得ることができたものだと思います。
 また、留学に行ったことで物事に対する自分自身の考え方が変わりました。以前は失敗するくらいならやらないほうがいいと思っていました。しかし留学後は、失敗するかもしれないけれどやらないよりもやる方が自分の成長に繋がるし、とにかく挑戦してみることが大切なんだと思うようになりました。もし留学を迷っているのであれば行くべきだと思います。今後は英語の勉強をもっと頑張るのと同時に、留学で得たことを生かしていきたいです。

mal2.pngコロナウイルスの影響で授業最終日が休校になってしまったので、寮にいるクラスメイトだけでパーティーをした時の写真です。友達に国籍や年齢は関係ないことを改めて実感しました。