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留学体験談

【ブルガリア】ヴェリコ タルノヴォ大学 交換留学レポート

留学先    : Veliko Tarnovo University   
学部・学科  :外国語学部 英語コミュニケーション学科 国際教養コミュニケーション専攻   
留学期間   :2019年7月12日~8月7日           

氏名・学年  :Y・Uさん(留学時:2年生) 



1.留学の目標
 私は今回の留学は自分にとってとても良い経験になると留学前から思っていました。実際、日本人になじみのない環境で生活するというのが大切なことだと気づきました。
 私の留学の目標は、ブルガリア語の学習と英語力の向上、異文化理解でした。それらを達成するために、毎日の授業を一生懸命受け、ほかの国からやってきたセミナー参加者と積極的に会話や行動を共にしました。異文化を理解するために、初めて見るものや日本のものとは異なるものや事をいちいち比較するのではなく、こういうものだと理解するように心がけました。海外の人たちと交流することに関しては良くできたと思います。ほとんど毎日彼らと英語で食事をし、母国について話し合ったりしていました。食事中や休み時間にそういった話をするのが一つの楽しみでした。

2.ブルガリア語学習 
 一方、ブルガリア語の学習に関してはあまりうまくいきませんでした。その理由として自分の英語力不足があります。ブルガリア語の学習をするとき教室内の共通語は英語になります。英語の文法用語を勉強していなかったのでそこで躓いてしまいました。次回参加する学生には文法用語の学習をすることをお勧めします。

3.異文化理解
 異文化理解に関しては積極的に取り組みました。異文化理解で一番大切だったのは常識を忘れることでした。常識を忘れ、異文化を楽しんだ時、もはや現地の生活に適応していました。自分の性格がポジティブ思考というのもありますが、物事すべてを良いほうに考えると案外うまくいくものです。

 
4.変化
 私は今回の留学に参加するまでは、割と他人の目を気にして生活することが多かったと思います。その理由として何かを考えるとき日本人としてのフィルターを挟んでから物事を考えていたからです。人から何か言われたらそれが正しいような気がしていました。だがブルガリアで様々な国籍の人たちと会話して気づいたのが個性の大切さです。彼らは個人を大切にしており、必ず自分の意見を持っています。今までだったら他人の意見や視線を気にしていましたが、今ではそんなことは考えなくなりました。人の意見を聞くのは大切なことだけど、自分の意見を持ち、主張するのがもっと大切だと思いました。ただ、こう言った感覚は異文化の人と関わっていないと考えることが少なくなってきてしまうので、日本にも異文化の人はたくさんいるのでそういう人たちとこれからも積極的に関わっていきたいです。

5.現地での生活
 放課後や週末は積極的に町に下りたり、違う街に行ったりしていました。違う街に行った理由としては、公共の交通機関を使ってみたかったからです。日本だと1時間のうちにたくさんの電車が来るので、前もって調べたりする必要はないかもしれません。ですが私が行ったカザンラクという場所に行く電車は1日に2本しかありませんでした。前日に電車の時間や乗り換えの場所も把握する必要がありました。乗り換えに失敗したら目的地にも行けないし帰ることもできなかったのでその経験はとても良かったです。友達と町へ降りてそこで観光するだけで英語を使いますし、店員さんとはブルガリア語で会話をするので町に行くことはとてもお勧めします。

6.本プログラム参加希望者へ

画像1.jpg 右の写真は今回のセミナーに参加した人全員で撮った集合写真です。ヨーロッパ、アジア、中東、アメリカ、世界中からブルガリア語を学びたい人が来ました。彼らはとてもフレンドリーだったし、良い人ばかりだったので帰国するのが名残惜しかったです。異なる文化の人たちと毎日関わることができ、楽しい時間を過ごすことができました。
 この留学に参加することで英語力は確実に伸びます。英語力だけでなく人との接し方や肝も据わると思います。私が次この留学に参加する学生に伝えたいのは、行動をするのが大切ということです。こんなに良い環境なのに奥手になってほかの人に話しかけないのはもったいないですし、見ていて、そういう人は少し浮いている気がしました。私は今回の留学は成功し、十分に得られたものがあったと思っています。
 案外、人は見られているようであまり人のことを見ていません。自分をアピールし、良い方向に物事を考えていけば成功します。この留学に参加したいと思っている方はぜひ参加してみてください。きっと今まで日本にいるだけでは得られなかった経験を得ることができるはずです。