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留学体験談

【台湾】国立高雄餐旅大学 交換留学レポート

留学先    : 国立高雄餐旅大学
学部・学科  :外国語学部 英語コミュニケーション学科 国際教養コミュニケーション専攻   
留学期間   :2018年9月6日~2019年1月13日         
氏名・学年  :N・Nさん(留学時:2年生) 


1.留学の目標

 私は中国語のリスニングとスピーキング力を上げたいと思い、台湾の留学を志望しました。そのために、現地の人とコミュニケーションを積極的にとること、インターンシップ中に自発的に行動を起こすこと、中国語を自分のものにすることを目標としていました。前者の二つは達成できたと思いますが、中国語の能力は納得いくまで成長できませんでした。

2.友人

 私はこの留学を通して、台湾人だけでなく、他のインターナショナルスチューデントとも友達になることが出来ました。餐旅大学の良いところは、様々なイベントがある事、そして、宿舎では日本語学科だけでなく様々な学部の生徒と一緒に共同生活ができる事だと思います。私はいくつかのイベントを通して、他の学科の学生や日本語学科の1年生・4年生と仲良くなることが出来ました。寮生活では、隣の部屋の学生にバイクに乗せてもらって遊びに行ったり、中国語をたくさん教えてもらいました。日本は台湾と違い、はじめて会った時から人と人の距離感がとても近いと思います。ゆえに、徐々に仲良くなるというよりは、その場で話したらすぐに仲良くなれる、打ち解けられると感じました。授業だけでなく、寮生活や学校行事でたくさんの友達ができたので良かったです。

3.ホテルでのインターンシップ

 インターンシップは大学内のホテルエリートハウスと高雄市内のホテルの2か所で120時間行いました。エリートハウスは基本的に学校関係者のみが宿泊できるホテルなので、お客様に接客をする機会はほぼありませんでした。しかし、実習中に台湾の高校生がホテル見学に来ていて、ホテルの案内をする仕事をする機会がありました。その時全ての案内を中国語でする事はできませんでしたが、英語を使いながら説明できたのは良い経験となりました。ホテルについて自分自身でさらに理解が深められ、発信力という部分で少し力になったからです。日本語で何かを発表したり説明する機会はありますが、英語を使って説明するのはやはり難しいと感じました。しかし、自分で案内をする前にどうしたら伝わるか、分かりやすいかなどを考えて案内ができたので、とても印象に残る体験でした。
 また、高雄市内のホテルのインターンシップでは主にフロントデスクで他の従業員の方のアシスタント業務をしていました。実習中は挨拶を自分からする事とお客様からの質問を答えられる範囲で答えようという目標を持ち参加していました。ビジネスで何カ月も宿泊されている日本人のお客様も何人かいらっしゃったのでその時は日本語で挨拶をし、名前を覚え、最終的には名前を添えてご挨拶も行いました。その結果、お客様から話しかけてもらえる事が増え、私自身も会話をしていて楽しいなと思う事が何度もありました。「タピオカミルクティーを買いたいけど、中国語が分からない」と質問された時に、私も最初はドリンクスタンドで使う中国語を勉強していたので、「こうしたら伝わりますよ」と自分なりの答えでご案内しました。その後、そのお客様が「タピオカ買えたよ」とお話してくださった時はとても嬉しかったし、やりがいを感じました。また、お昼時にレストランを利用するために、ホテルに来られた台湾人のお客様にも「二階にあります」と積極的にお伝えしたり、写真が綺麗な観光地の提案をしたりもしました。中国語を話すのを最初恐れていましたが、インターンシップをしていくうちに徐々に慣れて、自分から話す努力ができるようになったのは成長した部分だと思います。
 中国語を自分のものにするという目標がありましたが、インターンシップを通しても、中国語が完璧に理解できなかったので、まだまだ勉強不足だと実感しました。しかし、中国語を勉強するモチベーションはとても向上したので、これからは日本で目標をかなえるために勉強を引き続き行いたいと思います。私にはたくさんの台湾人の友達ができたので、教えてもらいながら、そして楽しみながら中国語の能力を上げていきます。

4.留学を振り返って

 留学中の生活では、放課後・週末に台湾の様々なところに行きました。台南・台中・桃園・台北に学校の友達と行き、楽しく過ごしました。私は観光目的で日本から台湾に遊びに来る時は、きっと台北にしか興味がなかったと思います。しかし台北以外にもたくさん良い場所があり、美味しい食べ物がある事を知って、もっと早くから遊びに来れば良かったなと思いました。以前から台湾は好きな国ですが、留学を通してさらに好きになりました。4カ月は長い様で本当に短くて、もっと長く餐旅大学にいたかったです。しかし、この短い期間でもたくさんの良い仲間が出来て、様々なことを通して成長ができたと思います。この留学は参加できて本当に良かったと思えるものになったので、これからも留学の経験を生かして、学生生活頑張っていきます。