心理臨床・福祉センター(ほっと)|文京学院大学

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自閉スペクトラム症を持つお子さんとご家族の方を対象とした,コミュニケーションや社会性を身につけるプログラムを実施します.コミュニケーションスキルが乏しい場合でも,小学校低学年などの早い時期から学習機会を設けることで,スキルが身につくことがあります.また,ストレスがあると,自身が持っているコミュニケーションスキルを上手に使いこなすことが難しくなる場合もあります.学校で楽しく生活でき,家庭でも明るく充実した生活が送れるよう,このプログラムに参加してみませんか?詳細は下記の募集要項をご覧下さい.

 

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2015年度文京学院大学共同研究(SSTプログラム等)協力者の募集のご案内

自閉スペクトラム症を持つお子さんとご家族の方を対象とした,コミュニケーションや社会性を身につけるプログラムを実施します.学校で楽しく生活できるよう,また家庭で充実した生活が送れるよう,このプログラムに参加してみませんか?詳細は下記の募集要項をご覧下さい. 
このプログラムにご協力頂ける方を募集しています.詳細は下記の募集要項をご覧下さい.

 

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平成26年10月18日(土)、あやめ祭にて「ほっと」公開講座が開催されました。

 

今年は人間福祉学科の茂井先生がお話してくださいました。

テーマは「子ども理解の大切さを知ろう!~子どもの気持ちがわかれば育てるのが楽になる!~」。

地域の方や学生さん、卒業生や赤ちゃんまで20名の方が参加していただき、和やかな雰囲気の中始まりました。

その中には、ボクシングWBA世界スーパーフライ級元チャンピオンの飯田覚士さんもいらっしゃいました。

「子どもが育つ」とはどういうことかということから、愛着形成の大切さを事例を通してお話いただきました。

事例では、日頃起こりそうな、またよく目にするような親子の様子を、もし子どもに吹きだしを付けたら子どもはどう思っているのかという観点から子どもを理解することの視点をお話いただきました。

そこから、子どもを肯定的に捉え安心感を与える大切さ、子どものためにと思っていることが逆に子どもを抑制していること等を教えていただきました。

最後に子育てのセオリーとして子どもを育てるということだけでなく、子どもから育ててもらうという気持ちや、子育てに気張らず楽しみながら子育てをしようというメッセージをいただきました。

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講座後には参加してくださっていた飯田覚士さんが短い時間しかない中で、ビジョントレーニングの話をしてくださいました。

視力検査で測る視力だけでなく、両目をどのように使って見ているのかということや距離の捉え方や集中しやすい距離があるというような総合的な「視力」というものが、人間の集中力や注意等に関係しているという普段聞けないような話までしていただきました。

飯田さん、貴重なご講義をありがとうございました。

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平成25年5月21日(火)に、第2回ミニワークショップが開催されました。

今回のテーマは「きっと会話が弾む話題の見つけ方」。

定員10名のところ、15名の参加がありました。

 

最初に永久先生から、先生の体験も交えて、初対面の人との雑談する事の大切さやコツについてお話がありました。

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就職の面接など、何気ない雑談のようにみえる会話でも、採用担当者の方は話す様子を見ている、というような実例から、相手に好印象を持って貰うための話題の選び方、会話が途切れないようにするためのコツまで、幅広い内容となりました。

 

その後、2人1組となり雑談をしてみよう、という体験を行いましたが、実際に「何でも良いから話す」という事は難しかったようで、どのグループも最初の話題のきっかけを探し戸惑う姿が見られました。そこで、会話の最初に使えるヒントを永久先生が出したところ、少しずつ話始める組があり、制限時間終わりには、どのグループも笑顔で会話と楽しんでいました。RIMG0197.JPG

「相手が興味ありそうな事、例えば女子大生ならグルメやバイトの話題など、年齢、性別、所属などの情報から推理する。日頃からそのような情報にアンテナを張っておく」「目の前に見えているものを話題にする」など、相手が話しやすいきっかけづくりをする事が、会話を弾ませるきっかけとなります。RIMG0202.JPG

実際に雑談を体験した参加者からは、「すぐには会話に自信がつかないけれど、今後慣れていきたいです」といった感想や「2~3人と話すときはどうすればいいですか?」といった質問があり、会話の技術に関心を持った様子でした。

このミニワークショップで取りあえげて欲しい内容を募ったところ、「グループで話すときの視線の向け方を知りたい」「2~3人で話すときの雑談の方法を知りたい」「人と会話が苦手な人に向けて話す方法を知りたい」「小さい子に話す時にどうすれば良いかを知りたい」「障害者と話す時の方法を知りたい」などといった要望がありました。今後も参加者の希望を取り入れながら、より役に立つミニワークショップを企画していきたいと思います。

次回は6月25日に開催予定です。次回のテーマは参加者から要望があった「少人数のグループでのコミュニケーションスキル」についてです。

学内限定のワークショップですが、参加ご希望の方は「ほっと」までご連絡ください。

8月18日に第4回臨床発達心理士受験対策講座が開催されました。

今回は受験生同士の情報交換。

試験に出てくる用語解説や分類を表にして、臨床発達心理学に関連する用語の理解を深めました。

論述問題を解く際に、用語を正しく理解している事は欠かせません。

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限られた文字数の中で適切に答えられるよう、、また、論述問題以外でも引っかけ問題などへの対策に役立ちます。

 

暑い日が続きますが、体調に気をつけて勉強を進めて欲しいです。

7月14日(土)に、文京学院大学の大学院生・修了生を対象とした、臨床発達心理士受験対策講座が開催されました。

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第3回目となる今回は、言語聴覚士の国家試験過去問から、臨床発達心理士に関連のある問題を抽出し、取り組みました。

参加した5名の院生・修了生たちは、見慣れない形式に戸惑う様子もなく、真剣に問題を解いていました。

臨床発達心理士と言語聴覚士は異なる資格なので、問題の様子も違います。

しかし、様々な領域がカバーされていること、領域に偏った問題を順番に解いていくだけでなく、

一問ごとに領域が変わる事などから、より実践的な受験対策になったのではないかと思われます。

10月の試験に向け、伊藤英夫先生(人間学部教授)と柄田毅先生(人間学部准教授)の解説も、

回を追う毎に熱の入ったものとなっています。また、受講生同士の情報交換の機会にもなったようでした。

 

次回は8月に開催される予定です。この講座で学んだことが試験でも活かされる事と思います。受講生達にとって、暑い夏となりそうです。

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homepage1.jpg先日のインフォメーションでもお知らせしました公開講座が、

10月15日(土)に開催されました。

講師は当センターの相談スタッフでもある笹岡真弓先生。

3月11日に起きた東日本大震災において、高齢者や障がい者の避難がどのように行われたのか、また、今後同じような震災が起こったときに備えて、知っておくと心強い、行政の制度についてのお話がありました。

必ず来ると言われている関東圏での大地震。

「来るべき時」に備え、いざという時のための情報を備えておく、ということや、自分の住んでいる自治体のサービスや対応を知っておく事、災害救助法などの災害に関する法律を知っておく事の大切さを強く語られていました。

 

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講演の後には、参加者の方から出た、実際に心配なことや不安なことについて質問に対して福祉の立場からのアドバイスがあるといったように、単なる講演だけでなく、より現実に即した話が聞ける、とても貴重な機会となりました。

参加者の方々からは、真剣にメモを取り、疑問に思ったところや気になったところをすぐに質問するといったとても積極的な会となりました。

 

講演会の資料をこちらから閲覧することができます。

 

また、内閣府の災害対策関係法律へのリンクを貼っておきます。

この機会に、是非ご覧いただければと思います。

 

1.災害救助法

2.被災者生活再建支援法

さて、ここまで「愛着」と「コミュニケーション」の観点から「育てにくい」と感じる子について考えてきました。
今回は、何故お母さんへコミュニケーションのボールを投げない、
お母さんからのボールを受け止めづらい子どもがいるのかを考えたいと思います。


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名前を呼んでも振り向かない

お友達とうまく遊べない

あやしても笑わない

いつもと順番が変わると異様なほど怒る

ことばが出ない・喃語が出ない

触られるのを極端に嫌がる

視線が合わない、呼びかけても視線を合わせようとしない


*****


「育てにくい」と言われた子の一例です。成長は子どもによって様々ですので、
もっと色々な「育てにくさ」があると思います。

これらの育てにくさについては様々な理由が考えられます。

たとえば、生まれつき警戒心が強いお子さんの場合、例えお母さんであっても、
自分の安心できる場所だ、と警戒心を解くのに時間がかかる事があります。

また、感覚が敏感で、そうでない子に比べて接触が強い刺激になってしまう子もいます。
この場合、肌に触る感覚を嫌がったり、抱っこされる際の身体の動く感覚を嫌がる事もあります。

とても不器用で、お母さんからのコミュニケーションのボールは受け止めているけれど、
受け止めたという事を上手く表せない子もいます。
同じように、自分からコミュニケーションのボールを上手く投げられない子もいます。


子どもに対して「育てにくい」と感じてしまったとき。どうか自分を責めないでください。
生まれつきやりとりが下手な子もいるのです。

成長するにつれて、感覚の敏感さが和らいだり、警戒心が解けてきたり、
少しずつ器用になるにつれて、これらが解消されてくるかもしれません。

とはいえ、それまでどうしたらいいのか、これからもずっと変わらなかったら?
と不安になる方もいると思います。

様々な性格の大人がいるように、お子さんの発達具合、性格などにも個性があります。
誰一人として同じではありません。育児に関する本や発達に関する研究書などは、
あくまで一般的な話をしている場合が多く、今、あなたの目の前にいるお子さんにぴったり当てはまるとは限りません。

実際にお母さんをはじめとする保護者の方々、お子さん本人にお会いして初めて、
その子に合った方法を考える事ができるのです。

「育てにくい」と感じ、不安に思っている方は、是非、その不安な気持ちを地域の子育て支援センターや保健所でお話しください。


また、心理臨床・福祉センター「ほっと」でも、このような相談を受け付けております。

どうぞお気軽にご相談ください。

前回はコミュニケーションについてお話ししました。

今回は、「愛着」についてお話しようと思います。


1960年代に、イギリスの医師John Bowlbyは著書「母子関係の理論」の中で「愛着行動」について言及しています。
これが今日心理学で言われる愛着理論です。


愛着とは、自分以外の人間や物に対して親密な距離を求め、
自分の側にその人や物がある事で安心感が得られるという事を指します。
この中でも特に他の人間に対して愛着を持つことが、人間の発達に重要な役割を果たすと考えられています。


子どもの愛着行動は子どもがお母さん(または、自分の養育者)と他の人間を区別し、
お母さんを安全基地として少しずつ周りを探り、また安全基地であるお母さんの元へ戻るという、
子どもの社会生活の基盤となるものです。
新しい場所に来たとき、見知らぬ人と会った時。
大人でも全く未知の物に出会ったときは緊張すると思いますが、子どもはもっと緊張します。
それに挑戦できるのは、お母さんという安全基地があるからです。

また、こうした子どもの愛着行動がある事で、お母さんの方も子どもが可愛い、と思えるようになったりします。


いくら泣いていても、お母さんがだっこしてあやすと泣き止んで笑う、
お母さんの行くところへ一生懸命ついていく。お母さんに甘える。
「この子は私がいないと駄目なんだ、守らなくては」と感じる。
こうした子どもの愛着行動と、それに応えるお母さん、
お母さんにあやして貰えた事が嬉しくて、笑う子ども、といったやりとりから、親子関係は育ってきます。
つまり、親子関係が育つためには、こうした母と子のコミュニケーションがとても大事なのです。


ところが。あやしても笑わない、視線を合わさない、抱っこされるのを嫌がる。
そんな赤ちゃんだったとしたらどうでしょう。


「あやしても笑わないなんて、嫌だったのかな」

「こっちを見てくれないなんて、寂しいな」

「この子はなんで抱っこを嫌がるんだろう」


子どもの笑顔が欲しくて頑張るお母さんでも、段々寂しくなってしまうのではないでしょうか。


子どもに笑って欲しくて一生懸命投げたコミュニケーションのボールを、子どもは全然拾ってくれない、
気付いているかどうかも分からない状態で、辛抱強く何度も何度もボールを投げるのは、
とても辛い作業に感じられてしまうでしょう。

大人同士でも、自分とコミュニケーションを取ろうとしない相手と会話を続けるのはとても大変な事だと思います。

続かない会話、こわばる笑顔、早く過ぎて欲しいと思う時間・・・・
コミュニケーションが取れない、という事は想像以上に悲しく、辛いものです。
自分が拒否されている、と感じることもあるかもしれません。

それと同じように、親子間でのやりとりがうまくいかない、という経験が積み重なると、
お母さんは自分が否定されているような気分になることもあると思います。

どういうボールを投げたら、子どもが応えてくれるのか。
あらゆる手を出し尽くして途方に暮れているお母さんもいるのではないでしょうか。
この状態が続くと、ボールを投げる事にも疲れ、子どもとコミュニケーションを取ろうとする意欲すら
無くなってしまうこともあるかもしれません。


これが、「育てにくい」と感じる原因のひとつと考えられます。


ではなぜ、お母さんへコミュニケーションのボールを投げない、
お母さんからのボールを受け止めづらい子どもがいるのでしょうか。
これについては次回考えていこうと思います。

「うちの子、同じくらいの他の子とちょっと違うな」
「上の子の時はこんな事なかった」
「頑張っているのに、なんだかうまくいかない」。
大きい声では言えないけど、「ちょっと育てにくいなあ」と思うことはありませんか。



自分の育て方が悪いからだ、と悩むお母さんも多いようです。
誰かに相談したくても、自分の子育てが悪い、と言われてしまいそうで、
誰にも言えず悩んでいるお母さんも多いと聞きます。


では、何故「育てにくい」と感じるのでしょうか。

様々な意見や考え方があると思いますが、コミュニケーションと愛着という面から考えてみたいと思います。

人は、「ことば」を使い自分の意志や感情を伝え、相手はそれを受け止めます。
受け取った相手は、その情報から刺激を受け、自身の中でも感情や意志が生まれます。


それは共感であったり、反発であったりします。


たとえば、お子さんが「今日初めて逆上がりができたんだよ!」とお母さんに言ったとします。
今までどんなに頑張ってもできなかった子が初めて逆上がりができた。
お母さんは「よかったね!」とか「やったね!」「すごいじゃない」と返事をするとします。
これは逆上がりができた、という情報を子どもは母へ伝えると共に、逆上がりができて嬉しい、
という気持ちを共有していると言えます。

その後にお子さんが「でもね、手の皮むけちゃった」と皮がむけた手を見せると、
お母さんは「わあ、痛そう。消毒しなくちゃね」と言うかもしれない。
母は自分の手の皮が剥けたわけではないのに、それを痛いと感じる、これも共感だと言えます。


このように、お互いが相手の気持ちに自分の気持ちを合わせていく事が積み重なることで、
コミュニケーションはすすんでいきます。


コミュニケーションとは、ものすごくおおざっぱに言ってしまえば、やりとりの事です。
2人以上の人が、情報や感情、意志などを伝え合い、受け取り合う事を言います。
これは、動物にも見られる行動ですが、特に人間は「ことば」を用いる事により、より細やかなやりとりができます。

もちろん、コミュニケーションとはことばのやりとりだけを指すのではありません。
言葉にしなくても、顔の表情や視線、相手との距離で、相手に気持ちを伝える事ができますし、
そういった要素から相手の気持ちをくみ取ることもできます。
アイコンタクトなどはこれに含まれます。


顔は笑っているけれど目が笑っていない、本当は怒ってるんだ、なんて事に気付いたりする事があるかと思います。
これも、ことばではない(非言語的)コミュニケーションであると言えます。

また、ことばでのやりとりにおいても、その発せられたことばの意味だけでなく、
声の大きさ、アクセントの置き方、しゃべる早さなどで、意志を表すこともできます。

非言語的コミュニケーションは意識して行う事もあれば、無意識に行う事もあります。

これらは、受け取った相手が解釈をする事で、初めて「やりとり」として成立します。

 

生まれてすぐの赤ちゃんは言葉を話せません。
それでも、お腹が空いたりおむつが汚れたことを泣いて知らせたり、
あやされて声を出したりすることで、お母さんとコミュニケーションを取る事ができます。
このコミュニケーションを取る力が、子どもの発達や次にお話しする愛着、
さらに発達へと大きく関係してくるのです。


では、このコミュニケーションを頭に置いた上で、次回は愛着について考えていきたいと思います。

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