心理臨床・福祉センター
「ほっと」

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第2回 ミニワークショップが開催されました

2013.08.30

平成25年6月25日(火)に、第3回ミニワークショップが開催されました。

今回のテーマは「少人数のグループでのコミュニケーションスキル」。

定員10名のところ、12名の参加がありました。学生だけでなく、「ほっと」に見学実習に来ていた首都医校言語聴覚士学科の学生も参加しました。

 

 

最初に永久先生から、グループワークでの話し方についてお話がありました。

「グループでの話し合いには問題解決という目的があるので、参加しているという姿勢を示すことが大切」「自分の意見がすぐ出なくても、今出ている意見に賛成なのか、反対なのかを言葉や態度、頷きなどで表す」「反対意見を言う時には、前に出た意見を肯定的に捉えている発言をした上で意見を述べると、攻撃的にならずに議論が展開できる」など、その他にも沢山のコツが参加者達に示されました。

その後、参加者達は2グループに分かれ、グループワークを体験しました。テーマは「次回以降のミニワークショップで取り上げて欲しい内容について」。話し合いのリーダーを参加者の中で決めて進めて行きましたが、どちらのグループも、参加した全ての人が意見を述べられたようでした。話し合いをしている中で、随時永久先生が具体的なアドバイスをする様子も見られました。

ミニワークショップに参加した、首都医校言語聴覚士学科の学生Mさんからは、下記のような感想をいただきました。

 

ミニワークショップに参加させていただく機会もあり、非常に興味深かったです。学校生活ですぐに使えるような「グループワークでの話し方」というテーマで行われました。その内容は、自分の意見など大したものではないと思わず、提案として発言することの大切さや、相手の意見に敬意を払い補足や追加という形で発言する方法など、日常生活においても有用なポイントが紹介されていました。どのような言い方をすれば伝わりやすいかということや、相手の意見を尊重する方法などは、コミュニケーション全体に通じるものであり、コミュニケーションが難しい方のサポートにも生かすことができます。また、意見をまとめて提示することで、意見を整理し意思決定を推進するというリーダーとしての役割も解説されており、今後任された時に自信を持つことができるのではないかと感じました。短時間ではありましたが、とても参考になるお話が多く、有意義な時間でした。

 

当大学の学生からも、「自分の意見が言えて良かった」という感想がありました。

次回は10月29日に開催予定です。学内限定のワークショップですが、参加ご希望の方は「ほっと」までご連絡ください。