第3回「新・文明の旅」 訪問国レポート

2017年3月14日~24日まで実施中の『第3回「新・文明の旅」プログラム』訪問国レポートです。

第3回「新・文明の旅」訪問国事前レポート|文京学院大学

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2017年3月16日 新たな一歩の始まり(アルファラビ-カズフスタン国立大学との大学間協定に調印)

2017年3月18日 [ カテゴリ:トピックス ]

 
 
■2017年3月16日
 
 今日も午前中からアルマティのユネスコオフィスを訪問したり、午後は大学本部での面談が予定されていたりと、慌ただしい一日が始まります。今回の目的の一つである大学間協定を無事に結ぶことができるのか、メンバー一同、緊張気味です。
 朝食を済ませタクシーでユネスコに向かいますが、ラッシュ時は渋滞が発生し若干の遅刻で到着し、用意されていた入構証をつけて、青い字でUNITED NATIONと書かれた建物に入ります。面談をコーディネートしてくれていたマリアさんに案内され、グリーンティーを飲みながら緊張感の中にもゆったりと話しを聞くことができました。各セクションの担当者から、ユネスコの様々な取り組みを紹介され、本学のシルクロードを題材にしたプロジェクトにも、興味を示してくれました。ユネスコでは、持続可能な社会の構築を目指して、実に様々な取り組みがあり、私たちも何か一緒に活動に参加できないだろうかと考えました。
学生のみなさん、ユネスコには一体どんな取り組みがあるかご存知ですか。ぜひチェックしてみてください。
 
 
 
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 さて、面談を終えて短い時間でしたが、国立中央博物館を見学し、大学の学生食堂で手短に昼食を摂りました。プロフと呼ばれるピラフのようなものを食べましたが、学生の好みそうな味付けでした。それと移動中のタクシーでは、面白いドライバーがいました。「ミ、ドチ、ヤポニ、ミ、ドチ、ヤポニ」と何度も繰り返し、ハンドルから手を放し私のノートを取りあげ、文字を書くジェスチャーを10分ほど続けるのです。どうやら、娘さんが日本に留学して勉強しているらしいのです。ロシア語なのかカザフ語なのかも分かりませんでしたが、「伝えたい想いが伝わる」という喜びを再認識しました。
 
 
 
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 さあ、いよいよ車で大学本部のある広大なキャンパスに向かいます。事前に調べてはいましたが、まるで一つの街のようなスケールの大きさに驚愕し、緊張感は更に高まります。私たちのプロジェクトにおいて、翌年、学生たちと一緒にこの地で文化交流を進めるためには、両大学が継続的に連携するという合意を得て、覚書にサインを交わすことがとても大切なのです。そこで、半年程前から交渉を続けていましたが、合意を得るための明確な回答は得られていませんでした。出発前日になっても状況は同じだったのです。しかし、昨日お会いした際には、私たちの想いをしっかりと受けとめてくれていたのでした。実は、連携する日本語講座の先生だけでなく、東洋学部の学部長と学科長先生も一致団結して一つのチームになって、様々なルートから交渉を続けてくれていたのでした。
 
 
 
 会議室に向かうエレベーターの前で、学科長先生がまだ結論がどうなるかは分からないこと、先生たちが一生懸命アピールしてくれること、そして交渉のポイントについてアドバイスをしてくれました。まさに東洋学部の先生方と文京学院大学が一つになって交渉の場へ赴いたのです。エレベーターの扉が開くと、会議室は最上階に近い部屋で、窓の外には雄大な天山山脈の稜線が連なっています。会議室は、副学長をはじめ、関連学部の先生方、A秘書、通訳、メディア関係者等が一杯で、ざわつくなかで挨拶と名刺交換が始まりました。先方の副学長のロシア語の挨拶からはじまり、一人ひとりの挨拶が終わり、次は本学の挨拶が始まりました。副学長先生の力強い声で、本学の紹介とこのプロジェクトの意義、そして連携に向けてのメッセージが伝えられました。先方の副学長先生が、小さくうなずきながら聞いています。
 
 
  
 
 その後、ロシア語、英語、日本語を交え、連携内容の詳細な意見交換が行われ、1時間ほど続いたでしょうか。今度は私たちには分からないロシア語の会話が続けられ、しばらくして、学科長先生がものすごい勢いで語り始めたのです。きっとこれが交渉へ向けた最後のメッセージであることは分かりました。そして、副学長先生と通訳のサマル先生が短く言葉を交わしました。サマル先生からは、副学長からの本学への賛辞が伝えられ、しばし言いよどんだあと、「覚書の準備はできていますか」と伝えられたのです。その瞬間、一気に重苦しい空気が一変し、調印セレモニーの準備が慌ただしく始まりました。テーブルの向かい側遠くにいる学部長先生と学科長先生も、安心したようなまなざしでこちらを見ています。副学長先生同士がサインを終え固い握手を交わした時は、うれしさが込み上げてきました。それは同時に、国内からもサポートしてくれているメンバー全員で一つのことを成し遂げた喜びでもありました。いよいよ、新たな一歩が始まります。
 
 
 

 

 
 
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