第3回「新・文明の旅」現地リポート

2018年3月13日~22日 カザフスタンとウズベキスタンを派遣学生17名が訪問し、現地の学生と交流

「新・文明の旅」プログラム 2018|文京学院大学

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20180314 カザフ国立大学訪問

2018年3月14日 [ カテゴリ: ]

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 渡航メンバーは4時間程度の睡眠をとり、フライトの疲れも取れないまま、ホテルで朝食を済ませると最初の訪問先であるカザフ国立大学に向かった。滞在先のホテルから、小雨の中を徒歩10分。グレーのコンクリート建ての校舎に入ると、ナタリヤ学科長と国際交流基金の大西先生をはじめ、日本語コースを専攻する2年生が迎えてくださった。クラスルームに入ると、日本語の書物や祭りのグッズ。ガラス戸棚には茶道の道具が置かれていたりと、一瞬日本の学校に帰ったかと思わせるような光景だ。

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 初日の初イベントは自己紹介だ。カザフスタンの学生2名を含んだ6人程度のグループに分かれて席に座り、テーブルに置かれたお互いが持ち合わせた現地のお菓子を進め合う。少しむず痒いムードで自己紹介が始まった。BGUの学生は渡航前に用意していた自己紹介プレゼンを使いながら「最近の日本の事情、私の気になる社会問題、私の夢」について活発な意見交換が行われた。

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 その中で私はカザフスタン人で中国出身のサウレットさんと将来の夢について語り合りあっていた。彼はカザフ大学の生徒の中でも特に明るいムードメーカーのような存在の人だったが、話の途中から戦争中に中国への移住を余儀なくされた家族の話をしてくれた。それはとても苦しい思い出で、今も続いている。それまで自分の目をまっすぐに見て話してくれていたサウレットさんは、気づくと曇り空の窓の外を見て話していた。彼の薄茶色の虹彩には、母国の家族とのセピア色の想いでが反射しているように感じた。

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 私は経営学部の派遣メンバーの一員として、カザフスタンの経済を豊かにするため、新規事業の可能性を探しに来た。しかし、それは道路の清潔さや街頭の多さだけでは把握できない。本当の豊かさはたぶん、人の心の中にあり、その心を豊かにさせるもので無ければ、意味はないんだ。そのように思考を転換させられた瞬間であった。

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