「新・文明の旅+」渡航レポート

「新・文明の旅+」渡航レポート

交流プログラム 9日目(9/9)

2019年9月9日 午前

 

 プログラム最終日を迎えました。いよいよ日本へ帰国する日です。このプログラムの間、毎日朝を迎えるのが楽しみでした。「今日はどんな景色が見られるのだろう」「どんなことが学べるのだろう」そして「どんな人に出会えるのだろう」と、起きたとき自然と考えていて、胸を踊らせながら朝の準備をしていたからです。
しかし今朝は、部屋の窓からヴィリニュスの街を眺めたとき、もうこの街から、この国から離れてしまうのだと、とても寂しくなりました。6時半過ぎの日の出、上空に漂う複数の気球、手前に見える教会、奥に見える赤い屋根の家々、今自分の前に広がるこの景色がすべて愛おしく思えました。それほどラトビア・リトアニアで過ごしたこの10日間が、自分にとってとても大切で、かけがえのない日々だったのだと思いました。

 

 名残惜しい気持ちもありましたが、出発前の自由時間に最後のお土産を買いに旧市街に出かけました。朝のヴィリニュスの空気がとても気持ちよかったこともあって、満足感の方が大きく、朝はたまらなく寂しかったけれど、出発の際は清々しい気持ちでいました。11時に、空港に向けてホテルを出発しました。空港に着いてチェックインカウンターで搭乗券を受け取り、荷物を預けました。行きのフライトでラトビアに到着したとき、私の荷物はロストバゲージになってしまったので、帰りはそうならないといいなと願いながら、荷物を預けました。みんなと、そして自分のキャリーバッグと一緒に、無事に日本に帰りたいです。

(経営学部 2年 千葉萌)

 


9月9日午後

 

 空港にてリトアニアの最後のランチを食べ、遂に10日間過ごしたラトビア、リトアニアを飛び立ちます。この10日間で一人一人の個性が磨かれ、様々なものを得て今までの私たちよりも一段と成長することが出来たと思います。出発時にはほとんど話したことがなかったメンバーもいましたが、今日を迎えるまでにたくさん協力し、様々な課題を一緒に乗りこえ、深い絆が芽生えました。そんな思い出の詰まった国ともお別れです。ヴィリニュスの空港からフィンランドへ向かう飛行機では、学生達には疲れがどっと出たのか、皆ぐっすりと寝ていました。心配していたヘルシンキ空港からの乗り換えも無事スムーズに乗り換え、約9時間のフライトで日本に帰ります。

 

 フライト中にみんなで書いてきた日記を読み返しました。その時思ったことや気持ちがたくさん綴られており、私もこの10日間を振り返りながら読んでいたらまた涙が止まらなくなりました。あっという間に無事、成田空港に到着することが出来ました。この「新・文明の旅+」は私たち人生の分岐点になったと思います。たくさんの仲間達に出会い新しい自分をみつけることができました。このプログラムをつくり上げてくれた川越先生、木村先生、その他の教職員の方々には感謝でいっぱいです。この出会いを大切にし、これからも様々なものに興味を持ち続けていきたいと思います。

(人間学部2年 針ヶ谷希彩)

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