第二弾「新・文明の旅」現地リポート

2015年3月4日~3月20日迄、各学部から選抜された学生がポーランド、リトアニア、ラトビアを訪問

第二弾「新・文明の旅」現地リポート|文京学院大学

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「新・文明の旅」プログラムは、「外に向かって日本を発信し、多様な情報をキャッチし、新たな創造ができる人間の形成」を目的とする教育プログラムです。 世界がアメリカ一極型から多極化してきている今、21世紀を生きる学生達は日本にとって重要になってくるユーラシア大陸の諸国に目を向けていく必要があります。

20150312 カウナス二日目

2015年3月12日 [ カテゴリ:トピックス ]

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 今日は日本の学生全員がプレゼンテーションを行うことになっており、リトアニアにおける活動の最大の山場です。朝からみんな緊張した表情です。私たち学生や先生方を含め、全体に落ち着かないそわそわした空気が流れ、どことなく不安な様子でした。現地の学生には日本語を理解するのが難しい人もいる中で、どうすれば上手に発表ができるのか悩みながらも、それぞれが工夫し発表に臨みました。英語でプレゼンテーションする人、日本語でプレゼンテーションする人、発表方法は異なりますが「現地の学生に知ってもらいたい!分かってもらいたい!」という気持ちでプレゼンテーションを行いました。その結果として、多くのリトアニアの学生さんに興味深いテーマばかりだったとお褒めの言葉をいただきました。質疑応答でも現地の学生がたくさんの意見を出していただき、これまで以上によいディベートができたのではないかと感じました。
 
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 午後はVMUの学生が中心になって、はじめにアイスブレイクとしてアクティビティーを行いました。「眼鏡をかけている人」など、それぞれ与えられた条件の人を見つけて、サインを集めるというものでした。その後、4グループに分かれチームをつくりました。それぞれにディスカッションテーマが用意されており、英語での話し合いは困難な面もありましたが、VMUの学生たちのサポートもあって、楽しく充実したディスカッションができたと思います。
 
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 プレゼンテーション後、多くの学生とホストファミリー、現地の先生方も集まりホームパーティーが開催されました。ホームパーティーでは、リトアニアの方がリトアニア料理を作り、私達日本人は日本料理を作るということになり、肉じゃがとオムライスを作ることになりました。ふじみ野で行った合宿のときと同じように、大まかなグループに別れて二つのメニューを調理しましたが、日本と同じ調味料や具材を探すのが難しい中、かなり日本の味に近い美味しいものが出来たと感じました。出来上がったものをリトアニアの方々に食べてもらいましたが、美味しいと好評を頂きました。作ってよかったと皆で実感すると同時に、リトアニアの方々に日本の良いところが一つ伝わったという嬉しさも感じました。リトアニア料理も頂きましたが、どれも大変美味しく、日本人の味覚とリトアニア人の味覚に親近感を覚えました。
 
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 ホームパーティーに参加する学生を見て感じたことは、それぞれがこの旅のスタートより確実に社交的になっているのではないかということです。学生によっては、英語がうまく話せず、言葉の壁も大きくありますが、そういったものを乗り越え、コミュニケーション本来の、人と人との相互理解が出来ているのではないかと感じました。リトアニアに来て数日たちましたが、私たちはその中でも最も充実した一日だと感じました。(神田英里子・伊藤史織・細田夏美)
 
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20150311 カウナス一日目

2015年3月11日 [ カテゴリ:トピックス ]

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 昨夜カウナスに到着し、今日はヴィタウタス・マグヌス大学の学生と交流する日であり、3月11日はリトアニアの独立記念日でもあります。リトアニアには2つ独立記念日があり、そのうちの1つが今日で、街のいたるところにはリトアニアの国旗が掲げられていました。また、小さな旗を持ち行進する人々にも遭遇しました。この日を祝うリトアニアの人々の雰囲気を味わう事が出来ました。 
 さて、ヴィタウタス・マグヌス大学ではJapanese Clubの「HASHI(橋)」の皆さんが出迎えてくださいました。まず、このプロジェクトを準備してくれたスタッフと大学の取り組みとしての「Center of East Asian Studies」について紹介がありました。さらに「HASHI」の活動について紹介されたのですが、多くの学生が日本を含むアジアに強く関心を抱いていることを知ることができ、とても嬉しく感じました。「HASHI」の活動ではJapan Festivalを開催することもあり、着物を着たり、習字をしたりと様々な日本文化に関わる活動を行っているようです。明日行う私たちのプレゼンが、ぜひVMUの学生の日本理解につながり、「HASHI」の活動に役立つことを願います。
 
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 次にVMUの学生によるアクティビティーを行いました。まずはじめに、一人ひとりにペンと紙が渡され、私たちは紙を顔の目の前に置き、その上からペンを使って何も見ずに自分の顔を描きました。そして、出来上がったポートレートを見せながら英語で自己紹介をするというものでした。このアクティビティーでは、ただ自己紹介をするのではなく、ポートレートを完成させた後に、それを使ってコミュニケーションを取るきっかけにするような工夫や配慮がなされており、VMUの学生が私たちと打ち解けるための準備に力を入れていてくれたのだと感じました。
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 その後、VMUの学生とリトアニアの伝統料理が食べられるレストランへ行き、一緒に昼食を取りました。サラダとツェペリナイという、簡単にいうとミートボールをジャガイモで包んだ料理や、bulviniai blynai(ブルヴィーネイ ブリーネイ)というジャガイモで作ったパンケーキのようなもの、そして最後にデザートのリンゴケーキを食べました。食事を楽しみながら日本やリトアニアについて話し合うことが出来たように思います。明日、私たちも同じように最善を尽くし、悔いの残らないようなプレゼンテーションにしたいと思います。(西村愛)
 
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 午後からは、リトアニアでのホームステイが始まった。私は英語が全く話せなかったが、今まで出会ったポーランドやリトアニアの学生は日本語で話しかけてくれたので、このホームステイでも日本語で話そうと思っていました。しかし、ホームステイ先の家族が迎えに来たときに一言、「I don't speak Japanese」と言われました。私の心の中には衝撃と不安が走りました。私は人生で初めて、英語のみを使用し一日を過ごすことになりました。それでも少ない英語の語彙と、ジェスチャーを使いながら家族の方と交流を図りました。ホストファミリーには、リトアニアのミュージアムへ連れて行ってもらいました。ここには約800年前のロシアとの戦争の記録が残されています。実際に使われた大砲やマシンガンのモデルが展示されており、戦争の恐さを肌で感じることができました。他にも、当時の戦争を再現した残虐な絵画や、軍を率いたリーダーの勲章(メダル)が展示されており、戦時中の過酷さを想像することができると同時に、人々の命の大切さについて改めて考えさせられました。
 
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 この日はゆったりとリトアニアで過ごし、リトアニアの文化をたくさん感じた一日でした。例えば、自転車が趣味で一日中乗っているという人に出会いました。そのリトアニアの方は自転車のパーツを100個ほど購入し、自分で一から組み立てたというから驚きです。また、リトアニアでは誕生日プレゼントには3000円ぐらいのウィスキーやボールペンなどを贈るのが普通であると聞き、日本と同じような感覚だと思いました。英語がさほど話せない私でも、楽しく一日を過ごすことが出来たので、皆さんにもぜひ海外へ行くことをお勧めします。(金沢春輝)
 
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20150310 ビリニュス大学~カウナス移動

2015年3月10日 [ カテゴリ:トピックス ]

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 午前中は曇り空の中ヴィリニュスを散策しました。市内には歴史的な建築物が建ち並んでおり、どこかポーランドのクラクフに似た雰囲気を感じます。ヴィリニュス大学の近くにある「夜明けの門」の内部には、20人も入らないような小さな部屋があり、輝かしい金色にあしらわれた聖母マリアのイコン(肖像)が飾られていました。イコン自体は17世紀頃につくられたもので、人々から「奇跡を起こす力」があると言われています。部屋では数人の敬虔な信者たちが聖母マリアの前に膝をつき、熱心に祈りを捧げていました。そこには神聖な雰囲気が漂っていましたが、信仰心の薄い私にとっては、この空間が持つ意味を十分に理解することは出来ませんでした。彼ら彼女らがどのような心境で祈っているのか、想像しながらその場を後にしました。
 
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 午後2時からはヴィリニュス大学の学生と対面し、交流を深めながらプレゼンテーションを行いました。今回の交流では、私たち学生から率先してコミュニケーションを取ろうとする姿勢がみられ、個々人が確実に成長していると実感できたと思います。時間の都合上プレゼンテーションを行うのは矢萩さんと細田さんの二人です。矢萩さんは「日本のいじめ問題」について、細田さんは「日本人の宗教観」についてです。現地の学生たちは、矢萩さんのプレゼンに関して、いじめはリトアニアでも抱えている問題だと教えてくれました。思った以上にリトアニアでも、日本と似た問題が起こっていることを知り親近感を感じたと同時に、どうしたら共にいじめの問題を減らしていけるのだろうかと考えました。細田さんのプレゼンに関して、リトアニア人の若い世代では宗教への信仰心は少し薄く、高い年齢層ほど信仰心が強いと教えてくれました。これは、前回のポーランドでも似たような回答があったので、リトアニアもポーランドも通ずるものがあるのだろうと感じた次第です。どちらのプレゼンもなかなか難しい題材ではありましたが、各メンバーが現地の学生の理解をサポートしたこともあり、非常に興味深いプレゼンテーションだと言ってくれました。また現地の担当の先生までもがメモを取ってくれていたらしく、私たちは確かな手応えを感じることができました。
 
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 ヴィリニュス大学の学生と別れを惜しみながら、私たちは次の目的地であるカウナスへ向かいました。ヴィリニュスから約1時間半程バスに揺られ、私たちは現地に着きました。ヴィリニュスの市街は現代的な印象が強かったのですが、カウナスは静かな街という印象を受けました。リトアニアに来て2日目となりましたが、明日からはビタウタス・マグヌス大学との交流が始まります。そして、メンバーの全員がホームステイをします。リトアニアで出会う人は、どんな方々なのか、私たちは何を学び何を得ることができるのか、私たちはリトアニアで何を発信できるのか。今後の旅でも出会いを大切に、感謝の気持ちを忘れずに私たちの伝えたいことを発信してまいります。
 

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20150309 日本精工株式会社キェルチェ工場訪問~リトアニア移動

2015年3月 9日 [ カテゴリ:トピックス ]

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 今日は日本精工株式会社様のキェルチェ工場(以下NSK様)を訪れました。2時間半という短い時間ではありましたが、とても興味深い時間でした。私の祖父は会社を経営していて、その影響で私は経営学部という進路に進みました。以前から祖父の会社の工場を見学したり、実際に手伝ったりした経験があるので、NSK様を見学することはとても楽しみでした。事前に学習してきたことと照らし合わせながら、製造工程を見せてもらいました。NSK様の方々のご説明や、質疑応答でのご対応はとても丁寧で、本当に分かりやすかったです。ポーランドで活躍している日本の企業を見学させていただくという貴重な機会は、経営学を学ぶ私にとってとても良い経験になりました。グローバル化が進む現代の社会のお手本と呼べる企業を生で見ることができ、とても勉強になりました。
 
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 また、ポーランドからリトアニアへ飛び立つ飛行機の中で私は考えました。ポーランドに来る前と来た後では、私は何が変わったのだろうかと・・・。私はこのポーランドにきて新しい多くのことを発見し経験しました。そうした経験の中で変わったのは英語への考え方です。私は今までそれなりに英語は勉強してきたつもりでした。大学受験でも経験しました。しかしポーランドに来て、私は自分の英語の出来なさにショックを受けました。中学校で習うような簡単な単語すら聞き取れませんでした。また、英語が話せないがために、伝えたい思いの全てを伝えることができませんでした。どんなに頭で思っていても、言葉にすることができませんでした。ポーランドの人が積極的に話しかけてくれるのに、私は理解することも、話すこともできず、本当に悔しかったです。情けないと思いました。これでは、いったい今まで何のために勉強してきたのか分からないと思いました。しかしここで自分の弱さと向き合えたことはラッキーだったと思います。この悔しさはコミュニケーションのための英語を勉強したい、という気持ちに変わりました。またいつかポーランドに来る時があったら、その時は英語でコミュニケーションを取れたらいいなと思います。
 

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 今日でクラクフとはお別れです。ポーランドの土地にせっかく慣れたのに次の土地に行くことはすごく寂しいですが、ヤゲヴォ大学の学生さん含め、ポーランドの人々はとても優しい、温かい国だということを改めて感じました。私たちは、ポーランドのことについていろいろと現地で直に学べ、体験できたと思います。クラクフの街やアウシュビッツは文献などで調べたときとは違い、「百聞は一見にしかず」とはこういう事なのだなと感じました。
 さて、変わって今日はクラクフとワルシャワの間のキェルチェというところにある日本精工株式会社様の工場を見学させていただきました。日本精工様はベアリングという、機械と機械を繋げる部品を製造している会社です。日本精工様についていろいろご説明を伺い、工場を見学させていただきました。重要な部品ができるのを直に目にすることができて、よかったです。忙しい中、時間を割いて、私たちに説明してくださった日本精工様の皆様には本当に感謝を申し上げたいです。ありがとうございました。
 
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 工場見学のあとはリトアニアに向かうためにワルシャワ空港へ移動しました。ここで、私が知識不足だったのが、預ける荷物が一個までだったということです。急いで一個にまとめ、手荷物検査に行きました。飛行機には間に合ったものの、そのおかげで時間に遅れ、みんなにとても迷惑をかけてしまいました。これからは、しっかりと理解し、迷惑をかけないようにしたいと思います。
 飛行機を利用し1時間程でビリニュスの空港に到着しました。明日はビリニュスの市内散策、午後にはビリニュス大学で2人がプレゼンを行います。そのあと、カウナスへ移動です。リトアニアでも集団行動を意識して行動していきたいと思います。
 
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20150308 アウシュビッツ見学

2015年3月 8日 [ カテゴリ:トピックス ]

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 ポーランド滞在もいよいよ終盤に差し掛かりました。幸運にも天気に恵まれ、クラクフの街も一層美しく感じられます。
 
 本日の見学先は、アウシュビッツ収容所です。アウシュビッツはクラクフのホテルよりバスで約1時間の、オシフェンチウムにあります。オシフェンチウムは13世紀から続く歴史ある町で、戦前は当時人口の約8割がユダヤ人だったそうです。しかし、アウシュビッツでは多くのユダヤ人などが虐殺されました。その理由もあって、現在ではユダヤ人はほとんど住んでいないそうです。
 
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 施設に入ると、メンバーにはどこか緊張感が漂っているように思えました。それはアウシュビッツのような「負の遺産」を見学することは、精神的ハードルの高いものだからかもしれません。私たちはここで、ホロコーストという人間の最大の過ちの記録を見ることができました。様々な展示物や(壊された残骸も含めた)建物を見ていくにつれて、様々な疑問が湧いてきます。なぜ彼らは殺されなければならなかったのか。なぜ彼らは殺さねばならなかったのか。なぜ、なぜ…。考えても考えても納得できる答えは得られませんでしたが、このような事実を「忘れない」ことが大切なのかもしれない、という結論に至りました。自分が立っているその場所で、かつて多くの人々が虐殺されたという事実。目の前にあるこのガス室に入れられた人達は、どんな思いで一生を終えたのだろかと考えると、とてもやりきれない気持ちになりました。実際にその地へ訪れれば、知識を経験に変えることができます。私たちは人間の五感すべてを使って、アウシュビッツでの時間を経験することができました。しかしその反面、やり残したものもあったと実感しました。それは、事実を知った上で自分の意見や結論を出すということです。おそらくは、今日新たに知りえたことや感じたことを頭の中で消化しきれていないからかもしれません。アウシュビッツは、言葉では表しきれない場所でした。
 
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 アウシュビッツから帰ってきた後はクラクフでの最後の自由行動。20時からはホテルでミーティング。はじめは経営学部の磯野君と金澤君による、明日訪れる日本精工様についての情報共有です。現地で説明を受けるにあたっての助けになったことと思います。続いては、これからリトアニア、ラトビアでプレゼンテーションを行うにあたっての準備を行いました。ポーランドでは既存のスケジュール通りに進まなかったためです。同じ失敗を繰り返さないよう、お互いに対策を考えました。最後に磯野君と金澤君からは、ギルナー先生を含めた女性メンバー全員へ向けて素敵なお花のプレゼントがされました。というのも本日3月8日は「女性の日」であり、男性が花を贈る文化があったからです。
 
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 ミーティングが終わった頃には、ヤゲヴォ大学の学生さんたちがホテルまで来てくれていました。次の日ポーランドを離れるにあたっての最後の別れを言いに来てくれたのです。これまでのような長い時間は取れませんでしたが、出発前日にも会うことができて嬉しい思いでした。ヤゲヴォ大学の学生の皆さん達との交流は短くもたくさんの「気づき」に恵まれました。ただ単純に学び合うだけでなく、たくさんのコミュニケーションの中でお互いに信頼関係も生まれたと思います。また、いろいろな場所に連れて行ってもらう中で、ポーランドの若者のライフスタイルなども垣間見れた気がします。そういった新しい出会いの中で日本とは異なる生活文化や習慣を知り、自分の視野をまた少し広げられたのではないだろうかと感じました。最後の別れの時、皆でまた会う事を約束しました。再会の日がいつになるのか、それが近いのか遠いのかはわからないけれど、また会えると信じています。たった4日間の交流、ほんの数時間を共にしただけで、こんなにも心の通じ合える友人達と出会えるなんて、改めてこのプログラムの価値と可能性を感じられた1日でした。
 
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20150307 バベル城~マンガ館

2015年3月 7日 [ カテゴリ:イベント ]

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 渡航から3日目の朝はこれまでよりも少し暖かい朝でした。前日の指示通り、ドミトリーにとまった学生は皆、ドミトリー近くのスーパーマーケットで朝食を買いました。その各々が道を歩く姿や、レジを通して買い物をする姿は、何日か前に異国の地ポーランドのやってきた時のたどたどしい姿は大きく成長を遂げたように思えました。
 
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 午前中はヴァヴェル城の見学をしました。私がここで感じたことは、ヨーロッパの国にとって教会がとても身近で、大切だということです。現地の教会は、とても重みがあって厳かな空間でした。中には「prayers only」という注意書きがされている部屋もありました。神聖な場所だから入ってはいけないのではなく、他人が信仰者の聖域に勝手に足を踏み入れないようにするためだと思います。
 私自身は、何かを信仰しているわけではないので宗教を身近に感じられません。また、何か信仰するという感覚がよくわかりません。しかし、信じることの自由がこの世界に在りつづけてほしいと思いました。今、宗教からもめごとが起こり、世界に広まり、さらには生命の危険さえ伴う問題が勃発しています。誰がどの宗教を信じようと、その人の自由です。また、この世界の宗教を一つにすることは不可能です。だからこそお互いが分かり合っていくことが大切だと思います。そのためには、何か特別なことをしなくてもいいのです。ただ、だれがどんな状況にいようとも、何かを信じる自由は保障されるべきだと思います。
 
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 ヴァヴェル城見学後に各自で摂ることとなった昼食は、設定された時間が短かったこともあり、全体的に集合時間に遅れがちでした。また、漫画館に移動する際にも歩行の列が長く間延びしていてルーズでした。今日は終始時間のマネジメントがうまくいかず、周りに迷惑をかけたシーンもあったので自分たちがいかに時間にルーズかを痛感し、今日はもう一度当たり前のことから再確認する必要性を感じた一日でした。
 そしてそんなこんなで私たちはマンガ館に到着しました。マンガ館での活動は私たちが事前にとりあげた日本のトピックをもとに参加者の方々と交流をするというものでしたが、内容の部分で私たち学生の認識と実際のアクティビティには大きなギャップがあり戸惑いながらのスタートでした。しかし現地の学生や参加者はとても積極的にアクティビティに参加してくれて、とてもスムーズに進行していきました。私たちが用意したテーマについて真剣に読んでくれたり、質問をしてくれるポーランドの方々を見て、この旅の意義が私たちの学びだけではなく、彼らと共に学び交流するなのだと改めて実感させられました。そして彼らとの意見交換の中でコメントを得られたことは、私をはじめ、参加した メンバー全員の貴重な財産となっています。
 
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 そして今日はポーランドの学生と私たちが交流できる最後の機会である交流パーティーが最後にありました。それぞれの都合もあり参加できなかったヤギェロン大学の学生もいましたが、それでもたくさんの学生や教員、関係者が集まってくれて、パーティーは大いに盛り上がりました。彼らは活動中やそうでないときも、本当に私たちと積極的にコミュニケーションをとろうとしてくれました。そして今日までに、親友とよべる仲間になりました。パーティーが終わった今考えてみると、彼らとはまだ出会って3日でした。しかしこの3日間の思い出は永遠になくなることはないでしょう。
 そして明日はアウシュビッツの見学があります。どんな学びがあるのか楽しみにしたいと思います。
 
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20150306 ヤギェウォ大学二日目

2015年3月 6日 [ カテゴリ:トピックス ]

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 新・文明の旅三日目、今日はこの旅最初のプレゼン発表でした。プレゼン前にまずは「豆つまみ」という、小豆を箸で移動するゲームを行いました。ヤギェロン大学の学生の方々は、最初は箸使いに戸惑っていて、小豆を全くつまめない人が多かったです。しかし、実際にゲームを始めると、どのチームも接戦で、白熱したアクティビティとなりました。
 アクティビティで親睦を深めた後は、いよいよ私達のプレゼンです。ヤギェロン大学では9人の学生がそれぞれのテーマでプレゼンをしました。「縁起」「日本人の宗教観」「恵方巻き」「江戸しぐさ」「日本のホラー映画」「日本のお風呂文化」「LGBT」「障がい者スポーツ」「日本のいじめ問題」といったようにバラエティに富んだテーマでした。ヤギェロン大学の学生方も私達のテーマについて真剣に考え、たくさんの話を聞かせてくれました。プレゼンは文京学院生がヤギェロン大学の学生方の隣に座り、発言のフォローをしたり、理解の手助けをしたりしていました。
 
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 午後の最初はポーランド語のプレゼンでした。発音の仕方や練習をして少し会話をしました。日本語と違い発音が複雑で難しかったです。戸惑いながらも現地の大学生に教えてもらい少し話せるようになりました。その後はポーランドの祝日、虫について、河童とWODNIKについてのプレゼンを聴きました。ポーランドの祝日はユニークなものが多くとてもおもしろかったです。また日本の祝日と似たものがあり親近感がわきました。インターネットではなかなか載ってない情報ばかりだったので、知ることができてよかったです。虫のプレゼンは日本語での虫を使った表現の仕方という内容で改めて日本語について考えさせられました。そして日本語の知らなかった面白さとか昔の人の考え方を知ることができたのですごく良い機会となりました。河童とWODNIKのプレゼンは妖怪についてのお話でした。河童とWODNIKはどっちも同じような妖怪です。遠く離れた国同士なのに日本とポーランドで共通している点があったことが、うれしかったし興味深いことだと思いました。
 
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 夕方からは「日本語サロン」で日本語学習者や日本人留学生の方々と話し合いをしていました。それぞれのテーブルで、それぞれが会話を楽しんでいました。日本語に自信がなくてなかなか話せない学生には、英語も混じえてコミュニケーションを取るようにしていました。私はこのサロンでの話し合いの時間がとても充実したものだったと思います。しかし、私達が普段使う日本語は日本語学習者にとってはわかりづらいものなので、簡単で適切な日本語を選んで話すのが難しかったです。
 
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 その後現地の学生がお店を予約してくれたので引き続きお店で交流を深めました。すしバーに連れていってもらいました。ポーランドの方はパーティーが大好きなのでたくさんおもてなしをしてくれました。海外でお寿司を食べる機会はめったにないのでどんな味か不安でした。しかし食べてみるとすごくおいしくて日本の味といっしょでした。ただ現地の学生は濃い味に慣れているので、醤油とわさびをたくさんつけて食べたり、寿司がおいしくないと言っていたので文化の違いを感じました。
 
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20150305 ヤギェウォ大学一日目

2015年3月 5日 [ カテゴリ:トピックス ]

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 二日目は朝ごはんをホテルで食べました。思っていたよりホテルの朝食がおいしく、ポーランドの郷土料理なのかよくわからない食べ物もあったのでポーランドにいるんだなーと感じた事を覚えています。しかしすごくおいしかったので沢山食べてしまいました。朝食のあとヤゲロン大学に向かい、現地の先生、学生と初めて会いました。ヤゲロン大学は651年の歴史があり、校舎も古いですが日本とは違い歴史がある建物ですごく綺麗だったのを覚えています。ヤゲロン大学の先生による紹介と私たちの自己紹介などをしたあと、解散してお昼をグループに別れて食べに行きました。中央広場はヨーロッパの建物がたくさんあり息をのむほど美しい光景が広がっていました。昼食はその光景を見ながら外でポーランドの料理を食べました。店員さんはすごく優しくてポーランドの人はみんな優しいのだなと思いました。自由行動終了後15時から17:10まで学生による自由行動(お土産屋さんや城)をしました。城ではクラクフの有名なドラゴンの伝説を現地の学生に教えてもらいました。

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 午後は、3時までアクティビティのメンバーとの自由行動だっため、お互いの仲を深める良い機会となりました。3時からはヤゲロン大学の学生と散策をしました。現地の学生だけではなく、私たちの言語力も試されました。私たちの共通の言語は英語であるため、日本語が伝わらないときは、英語に頼らざるを得ないからです。私は英語を話すことが得意ではないため、言いたいことが伝わらないもどかしさを強く感じました。海外の方とのコミュニケーションをとるためには、やはり英語が重要だと感じました。
 
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