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2014年4月 ニュースレターを発行しました

大学2014.05.01

本学では、「本郷キャンパス」と「ふじみ野キャンパス」で行われるイベント予定、学内の最新トピック、教員陣の最新発表など、様々な情報をニュースレターとしてまとめ毎月発行しています。

 

「ニュースレター第001号」のPDF版

 

 

≪ 今月のトピック一覧 ≫

 

1) 本学の下村弘治教授が「福見秀雄賞」を受賞

~臨床検査・衛生検査領域に貢献した人に贈られる~

 

2) 23年続く伝統行事 30Kmウォーキング

~文京区からふじみ野までの約30Kmを150名が歩く~

 

3) 医療系・福祉系の国家試験で全国平均を上回る合格率

~「作業療法士」の新卒合格率100%は学部設置以来初~

 

4) 保健医療技術学部に「看護学科」が新設

~100名の定員に対して900名が志願~

 

5) “グローバル人材”を目指すプログラム

~「Bunkyo GCI」の2年目が始動しⅡ期生74名が履修~

 

6) ユーラシア大陸の多様な視点を学ぶプログラム

~「新・文明の旅」プログラムの第2回目が始動~

 

7) 本郷キャンパスに「S館」竣工

~安心と安全の最先端設備で学習環境を整備~

 

 

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◆臨床検査・衛生検査領域に貢献した人に贈られる「福見秀雄賞」

本学の保健医療技術学部・下村弘治教授が受賞 (5月30日贈呈式)

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この度、保健医療技術学部の下村弘治教授が第33回「福見秀雄賞」を受賞しました。5月30日(金)午後2時から東京會舘(東京都千代田区丸ノ内3-2-1)にて贈呈式が行われます。

 

「福見秀雄賞」は、臨床検査・衛生検査領域に半生を捧げ、技術の開発、向上に努力し、かつ後進の指導育成に貢献のあった方に贈呈されています。本賞は、1980年、小島三郎記念技術賞の創設15周年を記念し、小島三郎記念技術特別賞(福見秀雄賞)として創設され、1983年には「福見秀雄賞」へと改称されました。5年ごとの特別賞授与は、改称とともに毎年1回の授与となり、今年で33回目を迎えます。

 

下村弘治教授は、2012年4月から臨床検査学科の学科長を務めています。現在は、「生体のストレスマーカー」や「活性酸素と生体障害の機構」などを主な研究テーマとしています。

 

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◆文京区とふじみ野市の両キャンパス間を歩く、23年続く伝統行事

30Kmを歩いて学生の「くじけない心」を育成 (5月24日)

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本学では、「くじけない心を育てる」「基礎体力をつける」「仲間意識を育てる」を目的とし、東京都文京区にある「本郷キャンパス」から埼玉県ふじみ野市にある「ふじみ野キャンパス」までの約30Kmを約6時間程度で歩く伝統行事「30kmウォーキング」を5月24日(土)に実施します。イベントは、学生会・学生自治会が主催し、両キャンパスから150名が参加を予定しています。午前9時30分に本郷キャンパスを出発します。

 

本イベントは、1991年11月2日に第1回目が開催されてから毎年開催され、今回で24回目を迎えます。開催当初は50名程度の参加でしたが、年々参加者は増え、昨年度第23回の開催時には130名を超える人数となりました。学生のみならず両キャンパスから多くの教職員も参加し、交流行事として大切な役割を担っています。

 

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◆医療系・福祉系の国家試験で全国平均を上回る高い合格率

「作業療法士」の新卒合格率100%は学部設置以来初の快挙

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本学では医療・福祉現場で活躍する人材の養成を目指したカリキュラムを編成しています。

この度、理学療法士、作業療法士、臨床検査技師、社会福祉士、精神保健福祉士の国家試験の結果が発表されました。全資格において、現役合格率は全国平均を上回り、作業療法士の新卒合格率においては100%を達成しました。これは保健医療技術学部設置(2006年)以来初の数値となります。

 

資格名/受験者/合格者/合格率/全国合格率

理学療法士/83名/76名/91.6%/90.2%

作業療法士/31名/31名/100%/94.2%

臨床検査技師/70名/68名/97.1%/94.3%

社会福祉士/79名/25名/31.6%/27.5%

精神保健福祉士/20名/13名/65.0%/58.3%

 

 

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◆新設学科100名の定員に対し900名が志願

優れた医療機関が多数あるメディカルタウン文京区に「看護学科」を新設

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本学では、2014年4月、保健医療技術学部に「看護学科」を新設し、105名が入学しました。同学部では、理学療法学科、作業療法学科、臨床検査学科に続く、4つ目の学科となります。

 

進展する高齢社会のなか、患者さんの療養の場も、地域や在宅での療養へ広がっていくことが予想されます。多様な場面で他職種と専門性の高いチームを組み、質の高い看護サービスを提供できる看護師が求められています。この時代の要請に対し優れた人材育成に貢献するため、この度の設置に至りました。

 

看護学科の学生は、1年次はふじみ野キャンパス、2~4年次は本郷キャンパスで学びます。本郷は古くから日本の医療の中心地(=メディカルタウン)として知られ、優れた医療機関が数多くあるため、それらの機関と連携を図りながら、より深い教育を展開していく予定です。

 

本学の保健医療技術学部は、理学療法士・作業療法士・臨床検査技師の国家試験で高い合格率を誇り、多くの卒業生が活躍しています。さらに人間学部には、保育士・社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士・臨床心理士をめざす学生たちもいます。これらの他学部、他学科との連携を図り、チーム医療を想定した学びの環境で、協働する力を身につけていきます。

 

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◆学部横断型で学ぶ独自の全学プログラム「Bunkyo GCI(Global Career Institute)」のⅡ期が始動

“グローバル人材”を目指して海外滞在やインターシップなどを実施

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Bunkyo GCI(Global Career Institute)の2年目がスタートしました。これは本学の建学の精神である「自立と共生」の理念を基に、(1)「世界共通語としてのグローバル英語の修得」、(2)「ユーラシア(アジアおよび東欧)を含めた新たなグローバル化の理解」、(3)「アジアへの語学・異文化理解留学や交換留学などを通じた国際感覚の醸成」、(4)「さまざまな分野のプロフェッショナルを招聘したキャリア科目と国内外へのインターンシップによる実践力の養成」を柱として学部横断型で学ぶ、本学独自の全学プログラムです。

 

Ⅱ期生となる今年は、総勢74名(外国語学部51名、経営学部16名、人間学部7名)を迎えスタートします。昨年履修したⅠ期生は通常の講義のほかに、2年次から開講される「グローバルインターンシップ」や「グローバルステージ」を通じて興味を持った地域や分野を海外に滞在して学んだり、国内外を問わずグローバルビジネスの現場でインターンシップを行い、さまざまな国の人々と協働する経験を積んでいきます。

 

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◆ユーラシア大陸の多様な視点を学ぶ長期プログラム「新・文明の旅」プログラムの第2回目が始動

ポーランド、リトアニア、ラトビアについて107名が学ぶ

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2011~2012年、第1回「新・文明の旅」プログラムを成功裏に終えた本学において、3年に一度実施する同プログラムの第2回目の講義が4月29日より始動しました。

 

全学部共通カリキュラム(選択)で1~3年生を対象に開講され、今回は総勢107名の学生(外国語学部53名、経営学部12名、人間学部29名、保健医療技術学部13名)が受講しています。開講にあわせ、2014年3月には担当教員が3ヵ国の交流予定大学を表敬訪問し、今後の協定締結にむけての覚書を交わしてきました。また、4月2日の入学式においては、駐日ポーランド共和国大使館ツィリル・コザチェフスキ特命全権大使より祝辞をいただきました。

 

このプログラムは、グローバリゼーションに代表されるアメリカの視点からだけではなく、ユーラシア大陸の多様な視点を学ぶことで、これまで触れたことのない異なる知識を身につけ、そして「外に向かって日本を発信し、多様な情報をキャッチし、新たな創造ができる人間の形成」を目的にしています。若い頃に広く世界を見て、同世代の人と語り、そして異なる文化・文明に接することにより、計り知れない刺激を受けることで自分を成長させることができます。学部・学科の枠を超えて学生が協働しながら、このプログラムを通して「文京学院生として何が発信できるのか」を考え、協調性と探究心を持って臨んでもらうプログラムとなっています。

 

また、派遣学生として選抜された学生の旅費(渡航費・現地移動費・宿泊費)は、大学が負担します。2024年の文京学園創立100周年までに5回実施する予定で、1回目の訪問実施国のトルコ・ブルガリア・ルーマニアの各大学とは大学間協定を締結し、現在も教員の共同研究をはじめ、留学プログラムが実施されています。

 

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◆安心と安全の最先端設備で学生の学習環境を整備

時代のニーズに対応した本郷キャンパスS館竣工

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今年学園創立90周年を迎える本学は、創立90周年事業の一環として本郷キャンパスを整備しています。2013年の東本館竣工に続き、2014年3月、最新の耐震設備を備えたS館が竣工しました。S館は1941(昭和16)年に追分校舎として建てられ、その後、文京女子短期大学の設立とともに校訓の一つである「誠実(Sincerity)」を表すSを冠した建物として建て替えられましたが、東日本大震災からの教訓を踏まえ、旧耐震基準であるS館を、現在の建築基準法の1.25倍の耐震性能を実現した建物にリニューアルしました。

 

また、2014年4月より開設した看護学科のための最新実習施設をはじめ、本学独自のカリキュラムにあわせた遠隔講義システムを備えた「アクティブ・ラーニング講義室」や、グローバルな活動を支える「チャット・ラウンジ」「GCIコーナー」「ランゲージ・ラーニング・コモンズ」など、本郷キャンパスは本学のこれからの学びのあり方を象徴する施設としての役割を担っていきます。

 

■グローバル教育を具現化する施設

新たなS館には、本学が標榜するグローバル教育を具現化するさまざまな設備が用意されています。その一つが「GSI(Global Studies Institute)Office」です。これは海外で学びたい、留学したい学生に海外事情に通じた専門スタッフがサポートするオフィスです。この施設にはネイティブスピーカーのスタッフが常駐しており、誰でも気軽に英語・中国語で会話を実践することができます。また、「Chat Lounge」や、全学部横断グローバル人材育成プログラム「BunkyoGCI」の学生が利用するスペース「GCI Corner」もあります。

 

■1フロアで看護実習が学べる充実した設備

学生2名で1台のベッドを使用して、トレーニングできるよう、28台のベッド数を配置しています。また、自分の技術演習を撮影し、評価・分析して、次のトレーニングに活かせるモニタリングシステムや、様々な状態を想定して看護できるシミュレーションモデルを整備するなど、1フロアで看護実習の全てが学べる環境となっています。

 

■鉄骨造+高性能制震により建築基準法の1.25倍の耐震性能を実現

鉄骨造により軽量化した上部構造に従来の耐震ダンパーの2~3倍の制震効果が期待できる高性能制震システム「DYNAMIC SCREW」を組み込むことで通常の建物の1.25倍以上の耐震性能を実現し、大地震時の揺れを25%低減します。また、高い耐震構造に対応した設備機器や配管を堅固に固定することで安全も確保しています。

 

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※「文京学院大学 Newsletter」は毎月中旬に定期的に発行します。次回は5月中旬を予定しています。