Bunkyo GCI

Bunkyo GCIとは?

BUNKYO GCIとは、BUNKYO GLOBAL CAREER INSTITUTEの略称であり、全学部横断型グローバル人材育成プログラムです。
世界は、インターネットでは見えてこない信じがたいほどの多様性・異文化に満ち溢れています。その中で地球市民として、生きる力を身につける必要があります。
Bunkyo GCIは、そんな広い世界に飛び込み、勇気を出して自分を発信しながら、世界中の人たちとコミュニケーションする力を育む全学部横断型プログラムとして2013年からスタートしました。

こんな人に最適

  • 国際的な多様性にふれてみたいと思っている
  • 世界の人とコミュニケーションを取り、同じ目標に向かって協働したい
  • グローバルな動きや物事に興味がある
  • 海外発信の情報にも目を向けて、世界基準で考えたり表現したりしてみたい
  • 自分の専門分野を活かして、国際社会に貢献したい
  • 目標達成のためには、失敗をおそれずにチャレンジや勉強をする
  • 留学や海外インターンシップなど海外プログラムに参加したい

学年ごとのクラス編成の目安

全学部の志願者から選抜された1学年あたり約80名のGCI生が、それぞれの所属学部で専門知識や技術を学びながらプラスαで履修する特別プログラム、それがBunkyo GCIです。
異文化に満ちたユーラシアの国々を中心にグローバルマインドを育みます。
世界中の人とコミュニケーションをするためのグローバル英語や異文化理解、自分らしく世界で活躍するための専門英語(ESP)やグローバルキャリア教育を重点的に学び、多様なグローバル社会の即戦力となることを目指します。

GCI生の学習モデル例

GCI生は4年間の中で、積極的に世界の人・街と繋がっていき、異文化を体で理解していきます。
同時に実践重視の学部での学びによって専門性も高め、グローバル社会で個性を持って輝く力を磨いていきます。

センター長メッセージ

KOBAYASHI Takefumi小林 剛史

GCIセンター長

翻弄されない

日本という国は、私たちが思う以上にグローバル国家です。日本の製品、思想、学問は世界中から注目され、称賛されています。日本のアニメーションは世界中で大人気です。日本の自動車は世界中で高い評価を得ています。こんな小さな国土から、何度もノーベル賞受賞者も生まれています。オタクは、もはやポジティブな意味を含む世界共通言語です。観光で日本に訪れた人は、日本人の気質、文化性に驚嘆します。

日本国内にいると、このような、「世界から見た日本」は明瞭に見えません。海外で日本という国を俯瞰してはじめて、そのことに気づくことが多いのです。私たちの先人たちが作りあげてきた日本という国はこんなにも素晴らしい国であることを、国内で生活し、悲観的なメディアの情報に触れていると時に忘れがちになります。

海外で過ごした経験がある人ならば、好むと好まざるとにかかわらず、日本人である自分、日本を背負う自分、日本を代表する自分、という現実を突きつけられた経験を持っていると思います。そこで、嫌な思いをしたり、苦しんだこともあるだろうし、一方で誇らしい思いをしたこともあるかもしれません。この「日本との縁」から必然的に逃れられないことこそが、これからの日本人が直面するグローバリゼーションです。私たちは、今後ますます、日本に縁を持つ人間であることを意識させられることになります。それを味方につけられるか、負の遺産のごとく感じるのかは皆さん自身のこれからの学びにかかっています。

私たちは、日本の大学である、文京学院大学でともに学びます。先ほども触れたように、日本人であれ、外国籍の人であれ、必然的に、日本という国に縁を持つ、ということです。日本を背負わされている、と換言してもいいでしょう。この含意が土に水が染み込むように理解できた人は、すでにグローバル人材としての力強い一歩を踏みだせている人、GCIで学ぶ心の構えができている人です。

現在、外資企業の日本進出はめざましく、さらに日本企業も積極的に外国人を採用しています。企業ばかりではなく、保育園、幼稚園から大学に至るまで、外国籍の人たちを見かけることは、もはや日常になりました。つまり、日本にいても、すでにグローバルの波はこれまで想像できなかったスピードで押し寄せているのです。こうした社会情勢の中で、その変化に翻弄されずに生きるには、そして地に足が着いた実感を持って生きるには、どうしたらいいのでしょうか。英語を自由に操れれば、目標達成なのでしょうか。いいえ、それは違います。

それには、自らが社会の変化を生みだしていく、あるいはその一部を成すような人間になることです。そして必然的に日本に縁を持つ自身を真の意味で受けとめ、様々な文化的背景を持つ人と柔軟にコミュニケーションがとれる力を身につけることが、そのような人間を目指す皆さんを力強く支え続けるでしょう。

文京学院大学のGCIが目指すものは、まさにそこにあります。答えはGCIでの学びの中にあります。GCIは、文京学院大学が熱意と覚悟をもって作りあげた、真のグローバル・マインド、グローバル・スキルを身につけることができる全学部横断型教育機構です。そこには、これからますます発展するアジア・ユーラシアに目を向け、専門性に根ざしたキャリアを意識し、世界で最も話されている「グローバル英語」を使って、さまざまな「グローバル」を咀嚼・昇華するという独創的なコンセプトが詰まっています。時に悩むのも、立ち止まるのもいい。GCIの学びとともに、翻弄されないあなたを紡いでいきましょう。

さあ、さっそく一緒に始めましょう!

Bunkyo Global Career Instituteについて

文京学院大学で学ぶ学生たちがそれぞれの専門領域や資格を生かして、世界のどこででも活躍できる力を育む「Bunkyo Global Career Institute(GCI)」。そのために不可欠なのは英語力ですが、世界には欧米の英語以外にも各国独自の英語があります。「日本の英語」を駆使して世界のどの国の英語でもコミュニケーションが取れる「グローバル英語」能力は、21世紀を生きる者には必要不可欠な能力と言えます。例えば「朝飯前」を表す”It’s before breakfast.”という日本英語の意味を、世界の人々に英語で説明できる力を、GCIによって身につけていきます。
同じ”英語”というツールを使ってコミュニケーションを図る以上、そこには共通したルールがあり、それは”語彙”や”発音”、”文法”という形で規定されます。しかし、例えばスポーツにおいて、性差や体格の違いを考慮し、その特性に応じた参加資格やルールが存在しているように、英語(他の言語でも同じですが)にも、文化や地域性、歴史的背景に応じた多様性が認められます。そして、”統一ルールを厳格に規定し、それを遵守する”のではなく、”ルールには合理的理由に基づくバリエーションがあり、それぞれが尊重されるべきである”というコンセプトを理解することが大切です。
このGCIの大きな特徴は、学部学科のように独立した組織・プログラムではなく、それぞれの学部に所属してそれぞれのカリキュラムを学習することで専門性を高めながら、同時に、GCI科目によって、グローバル英語をベースとしたコミュニケーション能力・発信力を身につけていくところにあります。単に英語力を習得することが最終目標ではなく、皆さんが身につけた英語力をツールとして使いこなしながら各自の専門性を活かして将来的に自己実現を果たすための道筋を示すために、このプログラムは存在しています。
こうした目的を達成するため、GCIでは、多種多様な形態で授業が行われます。グループ・ディスカッション、セルフ・ラーニング、留学やインターンシップなど、教室内での授業にとどまらない、さまざまな手法が導入されているので、最大限に活用されることを期待します。

アドミッション・ポリシー

Bunkyo GCIは、自立した人間として多様な国際社会に寄与できるグローバル人材の育成を目標としています。そのため、下記の資質を備えた人材を求めています。

  1. 高等学校、並びに高等学校に準ずる機関における教育課程を幅広く習得している。
  2. 国際的な多様性を理解した上で、国内外の他者とコミュニケートし、協働しようと努力している。
  3. 国際的な事象に興味をもち、国内だけでなく海外発信の情報にも目を向け、グローバルな基準で判断しそれを表現しようとする態度をもつ。
  4. 自らの専門分野の知識・技能に基づいて、国際社会に貢献したいという将来目標と、それを誠実かつ勤勉に学習する意欲をもつ。
  5. 目標達成のために失敗をおそれず、何事にもチャレンジし、主体的に学習する意志がある。
  6. 留学や海外インターンシップなど海外プログラムに積極的に参加する意欲がある。

The mission of the Bunkyo GCI is to develop autonomous, globally aware individuals who can contribute to a diverse international society. Therefore, we welcome students with the following qualities.

  1. Those who have successfully completed the high school curriculum.
  2. Those who understand international diversity and who will make efforts to communicate and cooperate with others inside and outside the country.
  3. Those who are interested in international events, have an attitude to look not only at home but also at overseas information, form judgements based on global standards and express their opinions clearly.
  4. Those who have the future goal of contributing to the international community and are willing to learn in good faith and diligence based on the knowledge and skills of his / her specialized field.
  5. Those who intend to challenge everything without fear of failing to achieve the goal and intend to learn proactively.
  6. Those who are willing to participate in foreign studies programs including the study abroad programs and international internship programs.