経営学部

2014年10月13日、10月27日、11月10日 NBC冠講座「起業と事業創造」を開講しました! <1>

2014.11.17

今年度も東京ニュービジネス協議会(NBC)冠講座、「起業と事業創造」、「ビジネスモデルと事業戦略」が開講されました。

2年生向けの講座である「起業と事業創造」は、担当の櫻澤教授の通常の講義の他に、本学卒業生やNBCの経営者の方にお越しいただき、毎回様々な角度から「起業」や「事業創造」について語っていただきます。

 

今年度最初の特別講義は、10月13日、株式会社スリーエフのマーチャンダイジング本部、エリアマーチャンダイジング調達チーム、リーダーの相羽香里氏をお招きしました。

相羽氏1

講義テーマは『事業創造と商品開発』

相羽さんは、本学経営学部第二期の卒業生で、在学中は櫻澤ゼミに所属し、初代東海道五十三次ウォークの実行委員長を務められました。在学中からコンビニエンスストア業界に強い関心を持ち、研究熱心だった相羽さん。

講義では社会環境の変化や小売業の変化と合わせて、20年前と今日のコンビニエンスストア業界の変化について詳しく解説していただきました。

相羽氏2

また、講義テーマである、「商品開発」についても、ご自身が開発に携わった商品を例に具体的な商品開発の流れとそれに必要とされるスキルや知識についてもお話いただきました。

講義全体を通して相羽さんが強調していたのは、社会に出てからのスタートダッシュや、商品開発者としての情報分析力などを高めるには、大学で学べる“今”を大切にし、身近にあふれている“タダ”で得られる様々な情報を、目的を持って見つめること。

学生から、「今後社会に出ていく上で、今できることを大切にしなくてはならないこと」、「目的を持つことの大切さを学んだ」という声が多数寄せられました。

 

 

「起業と事業創造」、2回目の特別講義は、10月27日、株式会社ベアーズ、専務取締役、高橋ゆき氏をお招きしました。高橋氏には、平成20年度のビジネスモデル作成の講義「ビジネスモデルと事業戦略」にもご登壇いただいております。

高橋専務

講義テーマは『家事代行業という業界を創造する』

株式会社ベアーズは、高橋専務自身が香港の企業で働きながら利用したメイドサービスによって家事や育児を快適にこなした経験から、家の中のことを安心して任せられる家事のパートナーの必要性を強く感じ、1999年に日本初の家事代行サービス業として設立されました。「お客様感動度120%の飽くなき追求」、「女性の愛する心を応援します」を基本コンセプトとし、家事代行サービス、ハウスクリーニング、ベビー&キッズシッターというサービスの他に、法人向けのオフィス・ビル清掃サービスも手がけています。

高橋専務2

家事代行ビジネスが、女性の社会進出が増え共働きが当たり前になってきた今日の「新しい生活スタイル」として、新しい文化・習慣を創出し、さらにはベアーズレディとして20代から80代という幅広い世代から家事代行サービスを行う人材を雇用する「新しい雇用の創出」という社会的ミッションを達成しているというお話に、学生たちは熱心に聞き入っていました。

 

 

「起業と事業創造」、3回目の特別講義は、11月10日、エッセンス株式会社、代表取締役、米田 瑛紀氏をお招きしました。

米田氏

講義テーマ『新しいタイプの人材ビジネスを創造する』

エッセンス株式会社は、「新しい仕事文化をつくる」をミッションとして、従来の「終身雇用・年功序列」のような従来の雇用にとらわれない、新しい企業と個人の関係性づくりに取り組んでいる企業です。「人と人を“結びつける”こと」をコアとした営業課題を解決するビジネスモデルで、2009年にエッセンス株式会社を設立。営業のプロフェッショナルと成長企業との出会いを通じ、企業の売上に貢献するビジネスを提供しています。現在では、営業だけではなく、経営、マーケティングといった各分野のプロフェッショナルと企業を繋ぐプロパートナーズ事業を立ち上げ、多くの成長企業を支援するべく事業を展開されています。

米田氏2

講義では、アルバイトや就職、サラリーマン時代、転職等の経験を通して、起業までの経緯をお話いただきました。何度もの分岐点があったと語られる米田氏は、人材ビジネスについても時代に即した「新しい働き方」への変化を見極め、変化を見据えた事業を展開しています。

「人生決断の数が多いほど成長し、成功している」、「成功の秘訣は諦めないこと」と熱く学生にメッセージを送ってくださいました。