第一弾「新・文明の旅」現地リポート

第一弾「新・文明の旅」現地リポート

学生報告⑲

3月13日(プログラム14日目)

 

文明の旅も終盤に入っている。ルーマニアの学生と終日交流ができるのは、今日が最後だ。この日はクーザ大学の学生にヤシ市内を案内してもらい、市内でも一番大きなモールに連れて行ってくれた。

 

最初の市内研修では、ルーマニアの偉人の肖像がまつられた公園を見学し、国立図書館や国際映画館などを見て回った。ヤシ②.png

 

市内研修を通してトルコやブルガリアと少し違う点があることに気づいた。ルーマニアは歴史的偉人の像が多く、更にさまざまなジャンルでの偉人を奉ることが多いみたいだ。例えば詩人、作家などの今までの訪問国とは少し違ったジャンルの有名人の像があった。中でもミハイ・エミネスクの像がとても印象的だった。ミハイは記念碑だけでなく、広大な公園一帯に讃えられたように感じた。これ以外にも、ルーマニアでは様々な分野に有名人を有していることが伺えた。しかし、この時は残念ながらヴァンパイヤなどの像は見当たらなかった。

 

次にルーマニア正教会を見学した。ブルガリアと同様に、教会内は聖人の画像が多く、ブルガリアのリラの僧院を思い出させた。教会内は不思議な雰囲気を漂わせており、中に入るとメンバー一同の背筋が自然と伸びた。教派が違っていても、神聖な場所は人間を変えるところなのだと感じた。ヤシ③.png

 

歴史に触れる午前中と一変し、午後は現代文化に触れるため、若者の聖地モールを訪問した。文明メンバーは大喜び。不謹慎かもしれないが、これも“今の”若者文化を知る方法の一つ。それぞれ収穫はあったのではないかと思う。私はお土産を数点購入。モールに入って思ったのが、基本的に衣類の物価は高めに設定されている点。トルコと違って、ルーマニアのモールでは日本人を珍しがる人が少なかった。トルコとルーマニアでの親日のレベルは大きく違っている事が伺える。

 

モールでは色々なものを購入したが、ルーマニア来訪の記念になる商品を売っているお店が非常に少ないことを強く感じた。唯一見つけたのが、マグネットやヴァンパイヤの絵が入ったマグカップである。午前中はお目にかかれなかったヴァンパイヤにこんなところでお会いすることが出来たのは光栄だ。

 

その後、路面電車(トラム)に乗りドミトリーに戻った。日本では貴重な路面電車も、ルーマニアやブルガリアでは多くの場所で元気に走り回っていた。そういえば、こちらに来てから電車に乗っていない。次の訪問時には是非とも乗ってみたいものだ。ヤシ①.png

 

夕食は時にピザでお別れパーティーをした。ルーマニアのピザを食べるのは2回目だったが、とてもおいしい。味は質素だが日本人の口に合った味つけをしていると感じた。

ヤシ大学の学生がパーティーの途中に泣き出してしまった。つられて我々も泣き出してしまった。別れは悲しいものだ。自分も思わず泣いてしまった。しかし、不思議と最初の訪問地アンカラ大学での別れに比べると悲しみは少なかった。旅の中で繰り返される出会いと別れのおかげで、ちょっとだけ免疫が付いたような気がする。自分が成長しているのかどうかわからないが、個人的には少し悲しい。クーザ大⑤.png

 

明日はヤシ大学の学生との別れの日と大学の授業見学。どんな授業なのかとても興味がある。しかし、別れもあるのでとても複雑である。気合をいれて残りの旅を楽しもう。

 

報告者:日暮 武蔵(経営学部経営学科経営コミュニケーション専攻)