第一弾「新・文明の旅」現地リポート

第一弾「新・文明の旅」現地リポート

学生報告⑰

3月11日(新・文明の旅12日目)

 

今日は日本文化交流団体『ひまわりの会』との共同企画「ひなまつり」の日でした。私たち文京学院生だけが提供するブースもいくつかあり、それぞれ皆と手分けして必要なものを持ってきていました。ところが、いざ準備をしようとすると予定されていたはずのブースが無い、この時間からしか行ってはいけない、などの思いがけないハプニングがあり、その情報を聞かされていなかった私たちは混乱してしまいました。私たちは臨機応変に行動しましたが、情報伝達の難しさを痛感し、日本とルーマニアの感覚の違いに戸惑ってしまいました。これもこのプログラムならではの貴重な異文化交流なのかもしれません。ひまわり⑦.png

 

ひなまつりには多くの地元住民は来場されました。始まってから既にいくつかのブースは活動を行っていたのですが、茶道のブースは17時からしか活動を行ってはいけないという指示を受け、私たちは不思議に思い、ひまわりの担当者と話し合いました。始めは担当者の方もOKをくれなかったのですが交渉の結果、時間の指定無しで茶道ブースを行ってもいいという事になりました。ひまわり②.png

 

私は自分から意見を言うことが出来ず、特に初対面の人と話すことは苦手です。更に英語も話せないという不利な状況でしたが、一緒にいてくれた仲間の助けと、この状況を少しでも改善したいという思いで乗り越えることが出来ました。ひまわり⑤.png

 

日本人としての常識が通じないという世界で、自分の意見を主張することはとても大変なことです。しかし、誰かに何かを伝えるという事は相手を知る一歩にもなると思いました。言わなければ、はっきりと伝えなければ自分の思いは理解されないのだと、この旅を通して日々感じています。ひまわり④.png

 

報告者:市川 未来(人間学部児童発達学科)